初彼〜キミがいる世界7

326「見えなくなってた」ひまりside ページ26

ひまりside



私の毎日は、あのバーベキューの日以来、目まぐるしく動き出し…




……、、




……




あの日、バーベキューの会場に マネージャーが迎えに来て、強制送還のごとく私は車に押し入れられ。




その翌日には太輔に別れを告げられ。




Aちゃんに謝るよう言われ。




入院している病院へ。




どうにか許してもらったはいいけど…、、




……




見えなくなってた、、




一つの事しか。




この事しか。




……




マネージャーからの電話も、あの日以来… イラついたから拒否。




自宅インターホンも。




郵便物も。




全て…全て、、




無視、

拒否。




…




家の中は、脱ぎ散らかった洋服。




何日も洗って無い溜まりに溜まった食器たち。




食べ散らかったお菓子のゴミ。




開いたままのクローゼット。




…




この事で、頭も心もいっぱいになり過ぎて、、




周りが…、、




さっぱり、




めっきり、




一切、




見えなくなってた…、、




…




こんなんだから、仕事なんて…




もっと…

もっと…




見えなくなってて…、、




………、、




…………




……



気付けば、裕太に一気に一部始終を話してた。




、、




…そんな裕太は驚いて目を白黒させながら…






(玉森)「えっ…、ごめん…、それって…、、仕事を忘れてた？って事？？、、」




呆れるほか無いという口振りで第一声が返ってきて、、。




、、






(ひまり)「／忘れてた訳じゃ無いんだけど…、、

太輔のことも どうにかしたくて…、、やり直したくて…、、

Aちゃんのことも 私のせいで赤ちゃんがダメになりそうって聞いたから…、、

もう… 太輔と Aちゃんのことで頭の中がいっぱいで、、

私…無我夢中で、、／

／仕事の事とか、、

自分の事とか、、

周りが一切、、

全く見えなくなっちゃってて、、。

。。。。。……」




涙が頬を伝った。。。




。。。……






(ひまり)「助けて。。裕太。。。

私。。どうしよ…。。。」




目の前の裕太の胸に、思いっきり泣いて抱きついた。。

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