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149「私、帰らない」 ページ49

(ひまり)「そういう意味じゃ無いから。

本当っ、Aちゃんって、のん気だね。

もう〜いつになったら戻ってくるつもり?」




それは勘違いなんかじゃ無かった。




今度は思いっきり鋭い目つきを向けられた。






A「…、、」






(ひまり)「子供じゃ無いんだから、いつまで そうやってヘソを曲げてるの?って言ってんのー。

これ食べたら一緒に東京 戻るからね!

逃がさないから!

早く食べて!」




そう言うと どんどん食べ進める ひまりさん…。




…………、、




……




…そんな私の手元は、ただただ呆気に取られ、スプーンを握りしめたまま固まったままだった…




だって…




今日ここまで ひまりさんが わざわざやって来たのはカキ氷が食べたい訳でもインスタの為でも他でも無く…




私を迎えに来たんだって…




分かって…、、




……、、






(ひまり)「そんなトロトロ食べてると、私がAちゃんの分まで食べちゃうからねー。

ほらー、早くー。

もうー 流し込んじゃってよ!」




物の言い方は決して柔らかくは無いwけれど、その中に垣間見れる優しさ…




……//




…嬉しかった。




多忙なスケジュールの中…




こんな私の為に、時間を割いてくれて…




ここまでしてくれて…




……//…




………



…だけど/、、






A「ひまりさん、ごめんね、、、/」




私は、手にしていたスプーンを置いた。






A「私、帰らない。」






(ひまり)「えっ…」




…こんなに ひまりさんには気を遣ってもらって申し訳無いのは山々だけど…






A「ひまりさん…、、

あのね…、」




私は話した…




……




玉森さんとの…




…、、




この結婚を…




、、




辞めてしまおうかと思っている…




今の気持ちを…、、。




…………………




今まで溜まっていた自分の思いの丈を ぶつけるように…




……、、





(ひまり)「えっ…、、結婚を辞めるってさ、、、」




玉森さんと離れて生活をしてみて 自分なりに色々と見えてきた事があった。




それは 七夕の日の出来事は きっかけに過ぎなかったという事。




玉森さんの本音を知る きっかけ…。




結婚というものを見つめ直す きっかけ…。




玉森さんが私というお荷物を下ろし、

私と出会う前のように自由に玉森さんらしく生きていくという きっかけ…。




……




そう…、この前の夜だって…、、




夜分まで女性と……




…………

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ともこ(プロフ) - ちゃんたまさん» こちらこそ いつも ありがとうございます。ご感想を頂けて本当に嬉しいです。次巻も どうぞ よろしくお願い致します。ありがとうございました。 (2019年9月24日 21時) (レス) id: e83256af04 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - 更新ありがとうございます!早く仲直りできることを祈ってます! (2019年9月22日 1時) (レス) id: 97dc92da5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともこ | 作成日時:2019年8月31日 23時

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