106 二次会 ページ6
(藤ヶ谷)「Aちゃん！
ありがとう。
来てくれて。」
A「…えっ…。」
さっきまでの冷静な自分は何処へ…というぐらい…私は 怖気付く。
…………………。
なぜなら
そこには…
藤ヶ谷さんの姿…
しか無かったから。
部屋中 見渡すと…そこは心地よい温もり感あふれる室内に、ゆったりとインテリアが配されたグランド デラックス ルーム。
ゆとりあるバスルーム、見るからにリネンが心地よいキングサイズベッド。
ワークデスクなど充実したファシリティが備えられていた。
そして、藤ヶ谷さんの座るテーブルには高そうなシャンパンボトル。
一瞬にして頭の中が真っ白になった。
A「…みんなは？」
(藤ヶ谷)「ごめん。俺だけ。」
A「…。」
(藤ヶ谷)「…イヤ？かな…？」
A「…イヤとか…そんなんじゃ無くて…。
だって、二次会だって…、、言ってましたよね、、？？」
(藤ヶ谷)「うん。二次会。
…2人で。
俺は初めから2人で二次会って考えててさ！
まぁ〜二次会っていうか、軽く飲み直し？！みたいな。」
A「2人で…、二次会…、、。」
(藤ヶ谷)「飲み直そうよ！！
開けようよ！これ！」
テーブルの上のシャンパンに手を掛ける藤ヶ谷さん。
私は 藤ヶ谷さんに駆け寄りシャンパンに手を添え…
……………
開けるのを…
制止…した。
A「私…ごめんなさい。
帰ります。」
至近距離で目が合う。
(藤ヶ谷)「嫌われちゃったかな…、、」
その申し訳無さそうな藤ヶ谷さんの瞳に 強くは出れなくなっていた私がいた。
A「嫌い…とかじゃ無くて、、、
／そうじゃ無くて、、
2人きりで…、、これは…、、」
(藤ヶ谷)「2人はイヤ？」
A「…。」
これが藤ヶ谷さんの さっき言ってた…
2人きりになりたければ
�爐修辰犯瓦韻覘�
�狆辰┐覘�
なのかと改めて言葉の意味を思い知る。
A「あの…、藤ヶ谷さん…、、。
ミカさんは…、、」
(藤ヶ谷)「ごめん、ミカの話しは今日は無しで。」
ばっさり切られたミカさんの話し。
と、同時に目を向けてしまう…ベッド。
私…こんなの無理だよ…。
これ以上は…
踏み込めない、、
踏み込んじゃいけない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ともこ
| 作成日時：2018年2月12日 23時
