104 お先に…って、、 ページ4
私は慌てて化粧室へ向かった。
…でも、
いない!!
どういう事?
どこ行っちゃったの!?
慌てて かえでの携帯にかけるも留守番電話。
一人で帰っちゃったって事?!
ありえないんだけど…、、。
困惑で、かえでにLIN◯を打ちながら、藤ヶ谷さんの元へ戻ると…
藤ヶ谷さんは電話中だった。
その脇で、私は 壁に寄りかかり、半ば項垂れながら、かえでにLIN◯の続きを打つ。
……
(藤ヶ谷)「Aちゃん。
かえでちゃんさ………」
電話を終えた藤ヶ谷さんは私に話しかけてきた。
A「えっ?!かえで!?
どこにいるんですか?
化粧室にいないんです!!
なんか どこにもいなくて…。
もうーどこ行っちゃったんだろう!」
(藤ヶ谷)「…それが俺の友達と先に抜けたって…。」
A「は?!抜けた?!
何それ?」
(藤ヶ谷)「つよし…、あー、えっと〜かえでちゃんの隣に座ってた奴。
同じ事務所の後輩なんだけどさ…今、電話があってさ。」
A「…マジ?ですか?…」
(藤ヶ谷)「マジみたい。
二軒目、飲みに行ってるって。」
A「えぇー?!何も言わずにー?!
いつの間にー?!」
(藤ヶ谷)「ふふふ(笑)
でも、そういうもんじゃない?!
2人きりになりたければさ。
そ〜っと抜ける!消える!みたいな(笑)」
A「…はぁ…、、そういうものですかね…、、。
んー、一緒に来たんだから、一声ぐらい掛けてくれてもいいのになー、、」
私は、かえでに作りかけていたメッセージを一気に消去した。
かえでの隣の人…藤ヶ谷さんの後輩で、ジュニアの子って言ってた気が…。
えっ?!……って事は、かえで…、初の年下狙い?!/ってこと…?!
(藤ヶ谷)「出ようっか?!」
A「えっ?//」
かえでの行方を あれこれ考えているうちに…藤ヶ谷さんが私の手を握って、リードして店内を歩く。
(藤ヶ谷)「タクシー着けてあるから。」
A「?えっ?!」
次から次へと目が点な私に対して、全てがスムーズな藤ヶ谷さん。
そのまま店の目の前に停車していた迎車に連れられて乗り込む。
タクシーの中…走り行く外の景色を眺めては、二次会に 私…女子1人だけ?!って思うと帰りたくなってきた。
そんな景色は、さっき飲んでいた渋谷から六本木へと移り行く。
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年2月12日 23時