snow 2

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A「…そういう感情は今は無いよ。

本当に。

私…藤ヶ谷さんにはミカさんと幸せになって欲しいなって思ってる。

…ミカさんと藤ヶ谷さん…最近うまくいって無くて…、だから早く仲直りして欲しいなって思ってるの。

早く2人が元どおりにラブラブになって欲しいなって思ってるよ。

でも…ただ、私、藤ヶ谷さんのファンでいる事は続けたいなって思ってる。

んー、これは趣味に近いものがあるんだけど…。

藤ヶ谷さんのドラマでの演技とか…役に入り込んでる感じ、毎回尊敬してるし素敵だし。

うん、だから…ファンとして。

それ以上の恋愛感情は本当に今は無いよ。」




(玉森)「そっか。

じゃー、もう今日 それなら解決したし大丈夫だね！」



……………………

あっけらかんと言う裕太に状況が掴めない私。

……………………




A「解決…？今日…？えっ…？」




(玉森)「さっき、焼き鳥屋でみんなの前で 俺ら付き合ってるって言ったじゃん！

これでガヤも分かったと思うんだよね。

俺とAが付き合ってるなら、もうAの事 今までみたく誘えないなって。

ガヤ、そういうの きちんとしてるし。

Aもさ、ガヤに誘われる事が無くなれば断らなくちゃっていう悩みや、ミカりんに対する どうしようっていう悩みも無くなる訳じゃん！」





A「…えっ…。

だから…、

その為に…、

さっき みんなの前で 私と付き合ってるなんて言ってくれたの…？」




(玉森)「うん、まぁ…。」



照れながら少し顔を赤くする裕太。

裕太は いつだって優しい…。

こんな私なんかの為に…。

…………………



A「私の為に ごめんなさい／！」




(玉森)「いや、いいよ。

実は千賀からもAが悩んでるって聞いてたからさ。

それに、A…そういうの断れなさそうだし。」




A「千賀君から…、、。

そうだったんだ…。」




(玉森)「でも何で千賀に相談して俺には相談してこないわけー？！」



……………………


正直 痛いところを突かれた。

裕太には相談したくなかった…。

それは…

裕太のことを好きになっていた自分がいたから。

だから相談して打ち明けたら、きっと裕太に嫌われるって…怖かったから。

……………………




A「…。」




(玉森)「もっと頼ってねー！」


そう言うと優しい笑顔を私に向けてくれた。

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