初彼

43 ページ43

今日…私、下着、どんなのだっけ…？！


さっき お風呂でロクに確認しないまま出てきちゃったよ…。


こうして、泊まる事に決意した事は本当に勇気が入る事で…。


まさに、ゆりえが言っていた『自分が傷つかない為の予防線』を取っ払った瞬間で…


そしたら まさかのお風呂に入るというハードルが立ちはだかり…


お風呂が沸くまでの間…ずっと力が入りっぱなしで…


北山さん達と飲んだ日本酒なんて 体に一滴も残っていない100%酔いは冷めている状態で…


むしろ アルコールの力を再度拝借したいほど緊張して…。


泊まり…お風呂…って事は、これから とうとう そういう事になりうるという訳であって…


私、本当に初めてで…。



どうすればいいんだろう。

どうやればいいいんだろう。


玉森裕太さんには、私が初めてだって以前…思わず話してしまったけど…でも、いざ 本当に初めてなんて…重すぎるよね…。


きっと ドン引きだよね…。



初めてって、痛いって聞くけど大丈夫かな…私。


どれほどの痛みなんだろう…。


こんな事なら、ググッとけばよかったのかも…。。。


はぁ……裸、見られる事に抵抗あるよぉ…。


しかも……


大好きって言われたよね…私／／／


空耳じゃないよね………。


本当に言われた…よね？！


信じていいのかな…？


いいんだよね…？


返事………どうしよう。


オーケーしたら、彼女になるってことだよね?


お断りしたら、お友達のままでいれるのかな?


どうしよ…もう お風呂から出てきちゃうよ。


返事も考えなくちゃいけない、そして お風呂から出てきたら起きるであろう初めての………事も考えなきゃいけない。


頭、パンクしそう…。


あっ！まず、下着…／／確認しないと…／／


え〜と、ブラは これね…。


Tシャツの首元からブラを確認するために覗き込んでいる自分が変態すぎる(笑)／／


え〜と、下は…







え……っ、…………ちょっと待って…。。


私…ショーツ、濡れてる……。


(玉森)「風呂 出たよ〜！」


A「えっ……／／」

何で？！どうして…。


どうしよう…。！！！

44→←42

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す