初彼

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確かにそこまで考えていなかった私。



ゆりえに言われて初めて気が付いた。



相手に失礼だという事。



私は相手が玉森裕太さんということで気構えてしまっていたが、私のしていることは、人として失礼な事をしているのだと。



A「ゆりえ！ありがとうね！そうだよね！私、連絡してみる！」



(ゆりえ)「うん！頑張れ！何かあったら恋多き私に何でも相談してよね！」



A「頼りにしてます。」





帰宅後……さっそく連絡を入れてみる事に。



でも、何て連絡を入れればいいんだろう…。




そこまで ゆりえに聞くの忘れた〜！！



まずは自己紹介からかな？？



文章を入力しては消して、入力しては消しての連続で、あっという間に1時間が経過…。



助けて〜ゆりえ〜！って叫んだ所で、もうじき深夜０時になろうとしている…、確実に ゆりえ、寝てるな……。



こうなったら明日にキャリー！っって、ダメダメ！今、アルコールも入っているし、このお酒の勢いを借りて！今 連絡をしなくては！！よし、頑張るぞ！



再び、文章を入力しては消して、入力しては消して…。




ダメだ…。ん？？これは、もしかしたら まだまだ お酒の勢いがたりないのでは？！もう1本飲もう！



私は冷蔵庫にあった缶ビールを取り出し、缶ビール片手に文章作りに没頭。



そして ようやく完成！！



［玉森裕太様
はじめまして。先日、お友達になって頂いた者です。Aと申します。ご連絡が遅くなりまして大変失礼致しました。こちらが私の連絡先です。
暑い日が続いておりますので どうか 御自愛下さいませ。
Aより］



よし！上出来！！




いざ、送信！！

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