425「言わなくちゃ！」 ページ25
ふ、藤ヶ谷さん…、、
あぁ…、今は会いたく無かった…。
明日…改めて、と思っていたのに…。
な、なんというタイミング…'''''
えっと…、こんな状況下で、私は…明日伝える予定でいた藤ヶ谷さんへの想いを 今、この場で伝えるの…''''''？！
お気持ちには お応えできません…、ごめんなさい…
って言うの、、、？！
えー、このバタバタなガタガタな状況で…''''''で？！
ちゃんと言えるかな…。
自信無くなってきちゃったよ／
私…また逃げちゃいそう、、。
だって、こんな状況の中で言う事になるなんて思い描いていたシチュエーションと全く違うし／
玉森さんとひまりさんのいる目の前で／だよ…
…本当 想定外なんだけど'''''''
…………………。
心臓が飛び出しそうになるほど胸がバクバクし、思わず藤ヶ谷さんから目線を逸らした。
そんな藤ヶ谷さんは、ひまりさんの腕を掴んで連れ戻そうとする。
その横に立つ、玉森さんは、ひまりさんに対し、イライラ顔。
そして、私は きっと悲壮顔。
だけど…
このお方だけは…、、、全く動じずな お顔！／
大きな黒い瞳をパチパチさせて、数日前に起こした写真の事件なんて何の事？というような素知らぬ顔で私の目の前。
緒方 ひまり…強っ／
まさに不動だわ…。
そんな三人に囲まれるように立つ私…
恐れ躊躇いながら おずおずと…佇むしかできず。
で、でも…言わなくちゃ！／
逃げちゃダメ！
A「あ、あの！！」
震える声を振り絞って、ようやく言葉が出そうになった瞬間…
(ひまり)「Aちゃん、ごめんね／！！」
A「…えっ？」
(ひまり)「私のこと、許して／
本当に ごめんなさい／！」
突然、謝られて頭を深々と下げられた。
ど、どういう事？！／
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年6月17日 1時
