393「絶対別れさせて！」ひまりside ページ43
ひまりside
(ひまり)「ねっ、頼まれて欲しい事があるんだけど。」
(マネージャー)「何ですか？」
(ひまり)「これ。」
私は、あの日、偶然にも 裕太とAちゃんと病院で会い、2人のツーショットを自分のケータイに収めた。
これ、一大スクープだから！
マジに！
だけど、本当は こんな事するつもりなんて無かった。
でも、Aちゃんが悪いんだから！
…私のこと、邪険に扱うから。
…それに、私の裕太なのに。
Aちゃんさえ、いなければ…今頃 裕太と私は…。
それなのに、いつまでも いい気になって、しつこく裕太に付き纏って！
……………………………
(マネージャー)「この写真…、玉森君？もしかして？！」
(ひまり)「そう！
隣にいるのは彼女だってさー！
ねぇー、どう思う？
このドラマの大切な時期に！
チャラチャラしてさー。
裕太のマネージャーに言って、きつ〜いお灸を入れてもらうようにしてよ！」
(マネージャー)「いや…でも…、きついお灸で済めばいいですけど、あそこの事務所的に この写真はカナリまずいかと。」
(ひまり)「まずいって？」
(マネージャー)「この子、玉森君の彼女なんですよね？
…と、なると彼女と別れさせられる展開になるかと…。
つまり、注意や説教ぐらいじゃ済まないって事です。」
(ひまり)「ちょうどいいんじゃない？
だって、この子ね、一般人なんだけど超悪女で裕太は騙されてるんだよ！
無理矢理でも別れさせてもらった方が裕太の身の為だよ。
そうでもしないと、裕太、目〜覚まさないし！
スキャンダルが明るみに出る前に私がこうして動いてあげたんだから、むしろ私は感謝されるべきだわ！」
(マネージャー)「んー、じゃ ひとまず玉森君のマネに話してみますよ。
いきなり事務所は…。
うん、まぁー、この写真、マズイですけどね…。
バッチリ写ってるし。」
(ひまり)「っていうか！ぬるい！
その やり方！
いっつも、やり方がぬるいし、ツメが甘いんだから！」
(マネージャー)「わ、分かりました。」
(ひまり)「絶対に別れさせてよね！分かった？！」
(マネージャー)「あっ、はい…」
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ちゃんたま(プロフ) - 更新ありがとうございます！玉ちゃんしっかりして〜 (2018年6月10日 0時) (
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年5月28日 1時
