390「お泊り」 ページ40
(藤ヶ谷)「でも、一番は…ひまりに、玉と別れるように言われて、それが なにより不安で怖かったよね。
…だって、今朝まであった甘い玉との生活が、その夜には消えちゃうって思ったら どうしたらいいか分からなくなるよね。
気持ちの整理、つかなくなるよね。」
A「。。。。。。」
藤ヶ谷さんの言葉一つ一つに再び大粒の涙が私を襲う。
(藤ヶ谷)「えっー、また泣いちゃった?!
Aちゃん、もう〜泣かないんだよ〜。
もう大丈夫なんだからさ。
もっと、クラクラきちゃうよ!
ひまりには、俺から ちゃんと怒っておくからさ。
安心しなね。」
優しく頭を撫でてくれる。
その優しさに ほっとしちゃって、藤ヶ谷さんを見つめると、すごく優しい目を向けられる。
(藤ヶ谷)「Aちゃんには笑顔でいてほしい。
大好きな人の涙も悲しい顔も見たく無いんだ。」
その瞬間、藤ヶ谷さんは私を力いっぱい抱きしめてくる。
(藤ヶ谷)「好きだよ。」
A「///!!」
(藤ヶ谷)「返事はいらないから。」
A「//えっ…」
(藤ヶ谷)「そのかわり、今夜は離さないよ。」
……………………………
私を抱きしめたまま優しくベッドに横にすると、首筋に顔を埋める藤ヶ谷さん。
シャンプー、ヘアセット剤の甘い香りがする。
そんな甘い香りに藤ヶ谷さんの方へ顔を傾けると…
(藤ヶ谷)「泊まり決定ね!」
A「///!!」
(藤ヶ谷)「この決定は変更不可だから。」
ちょっと子供みたいなイタズラな顔をする藤ヶ谷さん//
A「///」
(藤ヶ谷)「こんな状態で帰せないから。」
………………………
私は、結局…藤ヶ谷さんに押し切られる形で お泊りに頷いてしまった。
押し切られる事に弱い私…。
こうなったら、これ以上 何事も起こさず、何事も起きずに 無事に元気になって翌朝 家に帰る事に目標変更を自分の中でかけた。
でも、そんなの失礼な話しのようにも思える自分もいた。
弱ってる私を救ってくれた藤ヶ谷さん。
振り返ると、私が弱っている時…藤ヶ谷さんはどこからともなく現れては助けてくれる。
私が熱を出した時も…
そして今回も…。
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ちゃんたま(プロフ) - 更新ありがとうございます!玉ちゃんしっかりして〜 (2018年6月10日 0時) (レス) id: 97dc92da5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年5月28日 1時