297「超〜心配」玉森side ページ47
A「…？」
そんな俺に、ハテナ？という疑問顔を向けるAちゃん。
俺は、テーブルの上に置いていたリモコンを手に取り、ついていたDVDを消す。
(玉森)「ねぇ、A…。
ガヤと昨日 何かあった？」
俺の性格的に 駆け引きは好きじゃ無い。
ハッキリさせたい派。
だから、ストレートに ぶつけてみた。
A「何かって？」
俺が こんな直球を出しても ぽかーんとした表情で質問に質問返しをしてくるAちゃん…。
じれったくなってきて…
(玉森)「うん、だから こういう事…」
A「／／きゃっ／／」
Aちゃんをソファーに押し倒す。
A「／／／」
(玉森)「こーいうの。」
A「／／／」
驚いて、顔を真っ赤にしながら首を横に振るAちゃん。
(玉森)「じゃ、これは？」
今度は、Aちゃんの手を握り指を絡める。
A「／／／」
でも、これも首を横に振るAちゃん。
それよりも どうして…？何で…？って、目で俺を見上げる。
その目に嘘や偽りは無く…。
ただただ驚いてた…。
そんな目を見た途端…俺、何 聞いちゃってるんだろう…って、急に自分が情けなくなって、そんなAちゃんの両手を握って、優しく引っ張って起こし、抱きしめた。
(玉森)「A…ごめんね。へんな事 聞いて／／」
Aちゃんとガヤの関係を1ミリでも疑っちゃう俺は最低で…
でも、それほどAちゃんのことが好きで…。
A「ううん。
私、昨日まだ熱があったから お腹いっぱいになったら またすぐ眠くなっちゃって…。
だから、藤ヶ谷さんは私が寝てから すぐに帰られたんじゃないかなって…。たぶん。」
冷静に しっかりと答えるAちゃん。
それを聞いた時、Aちゃんは本当に何も知らないんだって思った。
ガヤと手を繋いで朝まで2人で過ごしたって。
でも、Aちゃんが、その事実を知らないなら知らないで、敢えて、わざわざ説明したり、これ以上 問いただす必要も無いやって。
そのままでいいやって。
でもさ…まさか寝てる間にキスなんてされて無いよね…？？
そう考える俺は、まだ ガヤへの疑いは消えず。
えっ…なんか超心配になってきた…。
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年4月22日 1時
