296「全部聞いちゃいたい！」玉森side ページ46
(玉森)「ご飯 一緒に食べて〜、それで お泊り？」
ズバっと聞いてみた。
A「／／やだやだ／／そんな言い方しないでっ／／
／／なんか いやらしいー／／」
(玉森)「？！」
A「…藤ヶ谷さんは、私が また熱が上がっちゃったら心配だからって言ってくれて、玉森さんが帰ってくるまでに元気になろう〜って。
それで、寝付くまで…そばにいるよって。」
(玉森)「えっ？！それで？！」
………………………………
寝付くまでって…どーいう展開だよ！
………………………………
慌てずにはいられず、抱きしめていた手をゆるめ、Aちゃんの顔を覗き込む。
A「えっ？
それで？って？
おしまいだよ。」
きょとんと答えるAちゃん。
………………………………
おしまいじゃ無いじゃーん！
その後、宮田の話しによれば、手…握られて、朝までコースなんだよな？！
ってか、Aちゃん…自覚無し？なの？
………………………………
A「できましたー！簡単ちらし寿司！！」
出来上がった料理をニコニコ 俺に見せてくる。
(玉森)「あ、ありがとう。」
それからも…作ってくれた夕飯を食べるも、俺としては腑に落ちない感 満載で…。
………………………………
あぁーどうしよ！！
昨夜の事、洗いざらい聞いちゃいたい！
でも、こーいうの聞くって、なんか 女々しい感じもするしなー。
………………………………
A「玉森さん／／」
食後、ソファーに座ってD V Dを観ていた俺の隣に座ってきて、Aちゃんが抱きついてきた。
(玉森)「ん？なに？」
A「今日はまだ寝ないんですか？」
俺の肩に頭をゴロンと乗っけて、甘えてくるAちゃん。
(玉森)「うん。今、これ観てるから。」
相変わらず、こういう所 本当可愛いけどさ〜今日はガヤの事で頭がいっぱいで、思わず さらっと受け流すと、残念そうに…
A「分かりました。じゃー 私も観ます。」
(玉森)「ってか、Aは寝ないとダメだし！
熱、下がったばっかでしょ？
ベッドで早く横になりなよー。」
A「大丈夫！もう今日は昼間から ずっと元気だから！
それに昨夜たくさん寝たもん。」
(玉森)「昨夜ね…。」
思わず意味深にAちゃんの言葉をリピートしてしまった／
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年4月22日 1時
