初彼（続編） 6 (ページ42)

今日:27 hit、昨日:1 hit、合計:165,583 hit

292「恋の神様降臨」藤ヶ谷side ページ42

♪♪～
メール音

テーブルに置いていた俺の携帯が鳴る。

(藤ヶ谷)「ひまりの言ってた、イイ事。

さっそくキタかもな！」

(ひまり)「ん？」

俺は、携帯を手に取り、メールを開くと…

それはAちゃんからだった。

［昨夜は、ありがとうございました。
すっかり熱が下がりました。
感謝でいっぱいです。
今度改めてお礼をさせて下さい。］

思わず、顔がほころぶ俺に、ひまりが携帯を覗き込んでくる。

(ひまり)「きゃー／／！改めてお礼を！だってさー！！

ヤバくな～い？この展開～！良かったじゃーん、太輔！／／

恋の神様降臨じゃーん！」

(藤ヶ谷)「あははは(笑)ひまり、盛り上がり過ぎだから！(笑)

俺以上に盛り上がってんじゃん(笑)！」

本音を言えば嬉しかった。

Aちゃんの熱が下がった事も。

こうして連絡をもらえた事も。

そして、お礼…って事ではあるけど、また会える機会ができたって事も。

次に繋がるチャンスができたって事も！

…恋の神様って、本当にいるの？！

な～んて浮き足立ってしまった俺だった。