278「寝室から彼女」藤ヶ谷side ページ28
藤ヶ谷side
リビングのソファーに座り、辺りを見回す。
ふと、ひまりが表紙になっているファッション雑誌が目に付いた。
雑誌を手に取り、パラパラ捲ると ひまりに先日言われたばかりの言葉が頭をよぎった。
�爐海譴�ら私達、ドラマの撮影で忙しくなるから。
誘ってみたら？Aちゃん！��
�爐い弔泙乃響閏圓垢襪痢� 自分の心に嘘ついて��
ひまりから、プレゼントだと言われ、もらったドラマの撮影スケジュール表…
�爐修離好吋献紂璽詆修鮓�て行動を起こして 結果 後悔するのと、全く行動せずに このまま自分の心に嘘ついて後悔するの、どっちがいいのか、よく考えてね！��
ひまりが そう…俺に言ってくる あの時の顔までリアルに頭に浮かんだ。
……………………………
何 考えてんだよ、俺は…。
看病しに来たっていうのに。
………。
ひまりの言葉が頭の中で何度も回想されては、卑しさが出そうにもなる自分の心を制御し、慎んだ。
と、同時にバタンと勢いよく雑誌を閉じ、元の場所へ戻した、その時…
ガチャ…
ドア音に振り向くと寝室のドアが少し開き…
A「…そっちへ…行ってもいいですか…？」
Aちゃんの声。
(藤ヶ谷)「…あっ、うん！もちろん！」
するとパジャマ姿のAちゃんが寝室から出て来た。
その姿に正直…俺は赤面せずにはいられなかった。
思わず…
可愛すぎて…。
(藤ヶ谷)「／／あー、えっと…もう歩けるんだね…。
って、歩いてるから こっちまで出て来てるのか…／／」
俺としたことが動揺し過ぎて、自分の発言に自分でツッコミを入れるという…／
A「うん、はい…。
昨夜よりかは だいぶラクになりました。」
(藤ヶ谷)「そっかぁ。良かった…」
といっても、立たせたままじゃな…／
(藤ヶ谷)「…あのさ、ここ座って。」
A「あっ…はい。すみません。」
ソファーに座るAちゃん。
(藤ヶ谷)「って、ここ俺ん家じゃ無いんだけどさ(笑)
俺こそ…ここ座ってもいい？って聞くべきだよね(笑)」
A「ふふふ(笑)どうぞ、どうぞ。」
ふわっと笑ってくれたAちゃん。
この笑顔が 堪らず好きだ／／
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年4月22日 1時
