273「こんな時でも俺のこと…I」玉森side ページ23
玉森side
ー歌番組収録 楽屋ー
(宮田)「えぇー？！
Aちゃん、大丈夫なの？？？」
(玉森)「…大丈夫じゃ無いー！
ってか、おまえ 声デカすぎー！！」
(藤ヶ谷)「？？」
宮田の声に、近くで本を読んでいたガヤが振り向く。
(宮田)「ごめん、ごめん／
でさ…大丈夫じゃ無いって…今 どんな状況なの？」
宮田は声のトーンを落として続ける。
(玉森)「…熱が下がらない。」
(宮田)「！？」
今日は、7人で歌番組の収録が午前中から入っていて…
その楽屋で宮田に昨夜からの一部始終を話した。
………………………………
Aちゃんは、昨夜あれから…39度まで熱が上がってしまって…。
今朝は少し下がったけど、このまま1人…家に置いて仕事に行くなんて、心配で心配で…仕事へ出かける時も後ろ髪を引かれる思いだった。
でも、昨夜…
�犹纏�に集中して欲しい��
�牋譴聴譴弔里�仕事を大切に一生懸命に取り組む玉森さんが好き��
と言われ…
そんな俺も
�犖�私混同はしない。仕事は仕事で きちんとやるから大丈夫��
と、啖呵を切った以上、Aちゃんの為にも頑張らなくちゃな、と家を出たものの…やっぱり心配は尽きなくて。
………………………………
(宮田)「病院は？」
(玉森)「行って無い…」
(宮田)「えっ？！だって、そんなに熱が高いんでしょ？」
(玉森)「Aが…行きたく無いって。」
(宮田)「えぇー？！病院が怖いとか？」
(玉森)「…違う。」
(宮田)「？」
(玉森)「…実は、夜中3時ぐらい？！…39度超えちゃって…。
俺、テンパりまくりで…。
病院に連れて行こうとしたら…
行かないって。」
(宮田)「…。」
(玉森)「…病院に行ったら…、俺が連れて行ったら…、俺らのことバレちゃうからって…。
だからって…病院まで送れば1人で歩ける状態でも無くて…。
本当ぐったりで。」
(宮田)「…えっ…、でもさ／」
宮田は俺の会話に かぶせるように それは違うでしょ！と言わんばかりに言ってきた。
でも、そんな事 言われなくても分かってる。
(玉森)「…俺は、もちろん自分のことなんて どーでもいいし、バレたきゃバレればいいって思ったから病院に連れて行こうとしたんだよ。
週刊誌でも何でも どうぞ書いて下さいーって感じだし！
だけどAが…絶対に行かないって。」
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年4月22日 1時
