初彼（続編） 6 (ページ19)

今日:25 hit、昨日:1 hit、合計:165,581 hit

269「マジ？！」玉森side ページ19

玉森side

(玉森)「えっ？マジ？」

(ゆりえ)「うん。マジです。」

ゆりえちゃんから、Aちゃんのことを今初めて聞かされ、驚き過ぎて開いた口が塞がらなかった。

ゆりえちゃんの話しによれば、俺の為に…、うつせないから…、迷惑を掛けれないから…、今夜は戻らず…、さらに明日からはホテルに泊まる…、という事だった。

呆気に取られて無言でいると…

(ゆりえ)「今日は、このまま私が預かります。

でも明日は…家に戻らせたいと思います。

私、今、妊娠中で…来週には新居へ引っ越しを控えていて、家中ダンボールだらけでAのことをゆっくり休ませてあげれる環境に無いんです。

今もソファーで休ませている状況で。

こんな事では良くなるものも良くならない…そういった状況かと。

仮にホテル暮らしを…という事ならば私も一緒にホテルへ行き、Aを看たいと思ってます。

1人にはさせられ無いので。

今夜一晩どうするか考えてみて下さい。

では。」

冷たく、そのまま電話を切られそうになる／

(玉森)「待って！今から迎えに行きます。

家…教えて！」

(ゆりえ)「…でも…、大丈夫ですか？」

(玉森)「えっ？」

(ゆりえ)「私のマンション…普通のマンションだし…、その…目撃とか…。

私、そちらの世界の事全く分かりませんけど、色々マズイんですよね…？

それなら、明日の昼間！体調を見て…Aを私が送ります。」

(玉森)「いや、大丈夫だから、家…教えて。

すぐ行くから。」

俺は、迷いなんて一切無かった。

家の場所を聞くと、急いで車を走らせた。