187「チャンスの時」ひまりside ページ37
ひまりside
太輔に今日のチケットを取ってもらい、自分の仕事のスケジュール調整もギリどうにかなって、今日 コンサートに来る事ができた。
コンサートの間、私は裕太しか見ていなかった。
ファンサを送る裕太を見ては嫉妬しちゃったり…
でも近くに来てくれると途端に嬉しくなって、無我夢中で手を振った。
…………………
太輔から�狃�わったら楽屋に寄ってね�瓩辰突兇錣譴討董△垢瓦�嬉しくて…朝から銀座のフルーツ専門店に並び、限定品を買って差し入れとした。
でもね、これだけじゃないんだよ。
裕太には／／
実は、渡したい物があって…2人きりになれないかな？って様子を窺ってた。
そしたらシャワーへ…
楽屋を出て行く裕太の姿を見かけて、チャンスかも！って思った。
裕太がシャワーから出てくるまでの間、シャワー室の脱衣場入り口前で待った。
ドキドキした。
これ…受け取ってもらえるかなって。
そう思えば思うほど緊張して、自信が無くなってくる。
拒否られたら どうしよ…。
いらないって冷たく言われちゃったら どうしよ…。
どんどん悪い想像ばかりが膨らむ。
こんな自信の無い私…私じゃないみたい／／
そう緊張が極限に達した時…
(二階堂)「こっち、こっち！」
A「？！」
えっ？！ニカちゃんの声…だよね、、、。
廊下に響き渡るニカちゃんの声。
�爐海辰繊△海辰銑瓩辰董帖△海辰舛法塚茲襦弔辰董∋�？！
えー／せっかく裕太と2人きりになれるチャンスだったのに…。
ニカちゃんもシャワーって事かぁ…、残念。
(北山)「いや、俺、一度 食ったから！
もう〜いいや〜」
えぇっ？！北山さん？！
そう落胆した時に、もう一つ聞こえてきた声は、北山さんだった。
�牋貪擔�った…�瓩辰董弔發靴�して、牛タン？！
牛タンのケータリングが もう一回出るとか なんとか…さっき楽屋で話しが出てたもんね。
もしかして、ニカちゃんと北山さん…シャワーじゃ無くて、ケータリングに行く？って事？
やったー！それなら、裕太と2人きりになれる望み！まだあるじゃーん！！
途端に、落胆からテンション回復へ！
そんな2人の声は どんどん こちらへ向かってくる。
……でも、ここに私がいたら、…ここで私が待ってたら…
どうしたの？って…騒がれる可能性大／
邪魔、されたくない！
どうしよ…／
でも迷ってる暇は無い／
…………………
あっ！そうだ！
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年3月16日 22時
