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66 「グラスのヒビ」玉森side ページ16
俺に仕事を断る権利は無い。
ましてや、内容を精査して この仕事は引き受けるとか引き受けないとか…そんなの言える立場に無い。
�狡困韻浸纏�は精一杯やる��
それが自分としての進む方向。
目指す方向。
こだわり。
だから今回も、しっかりと成し遂げたい。
プライベートと仕事は別。
だから、相手役が ひまりとでも誰とでも関係無い。
そして、Aちゃんを大好きな気持ち、守っていきたいっていう思いは変わらない。
ずっと。
………／ガチャーン／………
それは夕飯の片付けをしてくれていたキッチンからだった。
A「ご、ごめんなさい／」
(玉森)「／？！大丈夫？？」
A「食器棚にグラスを片付けようとしたら…」
キッチンへ行ってみると床に転がるグラス。
ゆっくり拾い上げるAちゃん。
A「大丈夫、割れませんでした。
でも、少し傷ついてヒビが入ってしまいましたが。」
…………………………
少し傷ついて…ヒビ。
それは…
これからの何かを物語っているかのように。
…………………………
あの頃の僕は 知る由も無く。
…………………………
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年2月4日 1時
