初彼（続編） 18

1194「一人暮らし？」藤ヶ谷side ページ44

藤ヶ谷side



(藤ヶ谷)「なんか引っ越して来ました！っていう、この感じ！イイね！」






A「あはは(笑)もう〜ダンボールだらけですよねー(笑)

って、そこ通れます？！こっち来れます(笑)？！」




Aちゃん家に上がると、解体されていないダンボールが高く山積みで、ダンボールの隙間を通って歩く感じで。




でも、なんか こういうAちゃん…俺にとっては新鮮で嬉しくなった。




なぜなら、Aちゃんって…いつも完璧って感じだから…、、。




うん、だから 彼女の初めてを知るって感じで。




あっ…、、でも玉は、一緒に住んでたんだし、こういうAちゃんも…、色々なAちゃんを知ってるのかな、、。




………………






A「コーヒーでいいですか？

淹れますねっ！」




そう言うとコートを脱ぎ、キッチンへ。






(藤ヶ谷)「あっ、いや、いいよ。

引っ越したばっかで大変だしさ。

コンビニで買ってくれば良かったね。

気が効かなくて ごめん。」




そう俺もキッチンへ追いかけると、ふと目に飛び込んできた…、、




…マグカップが、、




１つ？？




？？？




隣の流し台に目を配ると…




…お茶碗が、、




１つ？？




……？？？




…えっ？？まさか、一人暮らし？！




………？？？



…………でも、俺は確かに、あの時 見た。

…聞こえてきたんだ会話が／




…同じ会社の あの彼と一緒に暮らしてるんだよね？！




…ここで、これから あの彼との生活が始まるって事なんだよね？？？




…少なくとも、あの雰囲気に あの会話…、、

付き合ってる…？？、、って事だよな…、、？！






(藤ヶ谷)「一人暮らし？？」




隣でコーヒーを淹れるAちゃんに思わずストレートにぶつけてみた。






A「え？あっ、はい…、そうですけど…、、。」




それは当然と言わんばかりの表情をされた。





(藤ヶ谷)「えっ？！いや、でも、同じ会社の…、、あの彼と…、、」




俺は心の声が漏れ出すかのように、そう…思わず、、。






A「えっ？？…あの彼？？…、、

あっ！もしかして青川君？！」

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