1099「逢えますように」宮田side ページ49
宮田side
(玉森)「えっ…？
…えっ？！
マジ？！」
玉は、そう言い残すと既に走り出していた。
勢いよく、部屋を飛び出して行った。
そんな玉の様子を見ていたら、居ても立っても居られなくなり、俺も心配で席を立った。
玉を追いかけようと…。
すると、千ちゃんが、そんな俺を見上げながら…
(千賀)「でも、たぶん もういないと思うよ。」
(宮田)「でも、そんなの分からないじゃん／！」
そう急ぐ俺に…
(千賀)「��A、行くぞ！�瓩辰董⊆蝓跳劼�れてたんだよね。結構なイケ顔に。」
(宮田)「？！どーいう事？？」
(千賀)「玉森の彼女って、一般人なんだよね？OLさん？？たぶん、同じ会社の人っぽいけど、イケ顔に、手〜引かれて帰って行ったからさ。
…あれは なんかありそう〜かもっ！」
(宮田)「？！」
(千賀)「あっ、でもさ、玉森と付き合ってる訳だし、彼女の方は気なんて無いんだろうけど、あのイケ顔の方は彼女を好きかもよ〜。
ってかさー、玉森…何で あんなに焦ってるの？？
彼女と一緒に住んでるんでしょ？！
帰れば会えるじゃん。」
千ちゃんは何も知らないから…、そんな事を言う。
俺の口からは言わないけどさ、玉とAちゃんは別れてる…。
今は、もう一緒に住んでなんて無い。
そんな玉のことを最近は見ているだけでもツライよ。
玉は、先日の歌番組の収録でも客席にAちゃんがいないかって、探してた。
Aちゃん、番組観覧とか番組協力とか結構申し込みしてて。
だから、もしかしたら いるかも…って。
……
それもこれもさ、Aちゃんからの手紙に書いてあったらしいんだ。
�爐海譴�らは、ファンとして応援させて下さい�瓩辰董帖�
�犂萃イ辰董�の声が届きますように…�瓩辰董�
……
だから、玉は…それだけが希望で…。
自分が仕事を頑張る事で、テレビに映る事で、ステージに立つ事で…
Aちゃんと繋がっていれるんじゃないかって…。
またどこかで 会えるんじゃないかって…。
………………
俺らの仕事ってさ、基本笑顔って当たり前だけどさ、玉…この前 笑えてなかったみたいで、、、
�犧Ｆ�の歌番組の玉ちゃん、元気無い感じー。��
�爐困辰釆蹐い堂里辰討拭�カメラ目線一つぐらいしか無かったー。��
って、ファンのみんなからの心配のツイを見かけて、、、
……
うん、本当そう…、俺も心配してるよ、玉…。
Aちゃんに会えますように…。
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年10月23日 23時
