今日:33 hit、昨日:3 hit、合計:153,013 hit
小｜中｜大
1076「さよなら」 ページ26
私は、そう一人小さく呟き、静かに玄関へ向かった。
………
そう…1年前、この扉を開けて、夢に見た場所に辿り着いた気がしたんだ…
こわいものなんて無くて、愛してるの一言だけで、何もかもが大丈夫で、どんな事でも乗り越えられる、魔法の力…世界。
だけど、そうじゃなかったんだ…
…ここは、現実の続きだった。
これから私は、一人きりで生きていく、そんな当たり前の毎日に戻るんだ…。
これが さだめ…。
…………………………
二人重ねた時間が、もうじき止まる…
そろそろ行かなきゃ…
…………………………
さよなら…
玉森さん…
…………………………
…………………………
大好きでした…
…………………………
…………………………
私のことを 一瞬でも愛してくれたこと
本当に感謝してます…。
…………………………
…………………………
私は、少しの荷物と、たくさんの思い出を胸に、二人愛し合えた この場所を後にした。
そして、もう会う事も無い声が、雨と共に空へ消えて行った。
…………………………
…………………………
……
1077「彼女がいない部屋」玉森side→←1075「ありがとう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ともこ
| 作成日時：2018年10月23日 23時
