651「隠すなら行かない」玉森side ページ1
玉森side
A「／／い、行きましょうか…／／」
(玉森)「いいよ、あんなの 放っておけば。」
あぁーもう！超イイ雰囲気だったのにー！
後 数センチだよ、数センチ！
キスしたいーー！！
A「…でも、４人で来てるんだし…、、」
そう言うと…
A「ひまりさーん！
今、行きますねー！」
大きな声でドアの向こう側にいる ひまりへ返答するAちゃん。
A「行こう。」
今度は俺に優しい瞳で投げかけてくる。
そうベッドを…
俺の胸を…
…離れようとするAちゃん…
……………
でも
……
俺は、その腕を掴んで引き止めた。
……………
……………
(玉森)「A／…、待って！」
A「…えっ？行かないの？！向こう…」
掴まれた腕に驚き、目を丸くして俺を見つめてくる。
(玉森)「…あのさ、さっきガヤと2人で何 話してたの？！」
俺は、真っ直ぐ見つめた。
こんなの唐突過ぎるって分かってる。
けど、どうしても聞きたかった。
いや、今この部屋で2人きりになってから ずっと聞きたかった。
…すぐにでも聞きたかった。
クリスマスプレゼントの話題なんかよりも…
キスよりも…
…………
ガヤとのことを
一目散に聞き出したかった。
…………
今、聞けなくて、隠すような事があれば俺は向こうの部屋へは行きたく無い／
A「…えっ？！…何って…、、」
この前ぶれも無い不意な質問に動揺といった表情のAちゃん…。
(玉森)「俺には言えない？」
A「／そ、そんな事…、無いよ…。」
Aちゃん、困り顔…
でも…
(玉森)「じゃー、何？」
ガヤとの事で俺が知らない事があるなんて、どーしてもヤダ／
だから、つい感情的になって突っ込んで問い詰めた…
A「…えっと…、、、」
それは、なかなか口を割りそうにも無い様子にも見え、相変わらず困った表情を浮かべ顔を歪める…
本当はAちゃんに こんな顔…させたく無い／
だけど、頭の中で何度も回想されるガヤとAちゃんが二人でテラスで過ごす様子…
俺は、込み上げる嫉妬から その掴んだ腕を引き寄せて思いっきり抱きしめた。
A「／／／」
……………
……………
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年9月19日 2時
