602「遅かったなんて…」 ページ2
もう 自分で自分が もどかしい。
私は唇を噛み締めた。
(藤ヶ谷)「ねぇ、今日どうだった？観てて。
仲 悪そう〜に見えた？」
テンパり続ける私に対し、藤ヶ谷さんは冷静に そう切り出してきた。
A「今日…？」
(藤ヶ谷)「イベントで。」
A「…特に、何も…そういうのは感じませんでしたけど……」
(藤ヶ谷)「でしょ？！
なら、Aちゃんが今 心配してる事は まず一つクリアだね！」
明るく英気な様子で話す藤ヶ谷さん。
それに対し、彼の言わんとしている事が 未だ見えてこない私。
でも、次の瞬間、藤ヶ谷さんの言葉に再び息を呑む事になる。
…………
(藤ヶ谷)「実は、もう玉から言われたよ。」
……
えっ…
……嘘、、
私…遅かった…、、。
もう…
言われている……？…
…………
そんな動揺ばかりの私を横目に
…そう さらっと
藤ヶ谷さんは言う。
A「えっ…、ご、ごめんなさい／」
(藤ヶ谷)「ふふふ。
何でAちゃんが謝るの？
謝る事 無いよ。」
A「でも…」
(藤ヶ谷)「来るべき時がキタって感じで。
やっぱ人の彼女を家に無断で泊めちゃうのはね…。
しかもメンバーの彼女を。
理由は、ともあれ…マズイよね。
だから俺、謝ったんだ。玉に。
謝る機会ができて、むしろ良かったよ。」
私は俯いた。
私の知らない所で、私のせいで大変な事になってる…。
A「私のせいで、ごめ」
でも、すぐに遮られ…
(藤ヶ谷)「うん、そう言うと思ったよ。
けど、それは間違いだからね！
あの日は、俺がAちゃんを泊めたかったんだから。
俺が泊めたんだよ。
帰りたかったAちゃんを俺が引き留めて離さなかったんだからね。
だからAちゃんは悪く無いから。
あれは、全て俺の意志だから。」
A「…／／」
(藤ヶ谷)「玉には、誠意持って、謝ったつもり。
俺さ、謝ったら スゲー 清々したんだよね。
これで自分が悪かった事は謝罪できたし、これからはフェアだなって。」
A「フェア、、？」
603「フェア…、自由…」→←601「もう やめませんか。」
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ともこ(プロフ) - ちかさん» いつも ありがとうございます。更新していく上で、ご感想を頂ける事は本当に励みになっています。今後の展開も ぜひぜひ楽しんで頂けましたら幸いです。引き続きよろしくお願いします (2018年9月10日 15時) (
レス) id: 3e1900a2ea (このIDを非表示/違反報告)
ちか - これからの展開が気になります。今回の終わり方は今後もしかして……益々楽しみにしてます！ (2018年9月9日 7時) (レス) id: d3af07f8ba (このIDを非表示/違反報告)
ともこ(プロフ) - 理加さん» ご感想ありがとうございます。�牋貳屬�気に入り�瓩覆鵑童世辰堂爾気蝓�感激中です！これからも、よろしくお願い致します。13巻も楽しんで頂けましたら幸いです。 (2018年9月4日 0時) (レス) id: 3e1900a2ea (このIDを非表示/違反報告)
理加(プロフ) - 今読んでいる中で1番お気に入りの作品です！更新楽しみにしています！ (2018年9月4日 0時) (レス) id: f069837e31 (このIDを非表示/違反報告)
ともこ(プロフ) - haruさん» ご感想ありがとうございます。長編になってしまい恐縮ですが、引き続き どうかよろしくお願い致します。 (2018年9月3日 23時) (レス) id: 3e1900a2ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年9月3日 2時
