夜柱は鈍感過ぎてヤヴァイ【鬼滅の刃】【男主】

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夜凪視点


コンコン……


カナエ「はい！どうぞ」



『カナエさんいますか？』



カナエ「あら、幸君？久しぶりね！」




カナエさんはフフフと笑う。



久しぶりに聞くカナエさんの笑い声は、半年前から何も変わっていない。



少しホッとする



カナエ「何か用事？」



『いや、久しぶりに顔が見たくて。』



カナエ「あらあら、嬉しい事言ってくれるわね♪」



『？喜んで貰えて良かったです笑』



にしてもカナエさんはしのぶにそっくりだな。




喋り方とか、笑顔の感じとか……なんか、しのぶがカナエさんに似せてるのかな……？



カナエ「？どうかした？」



『いや、なんでもないです。……それより肺の方は』



カナエ「前よりは息がしやすくなったわ」



『それは良かったです。』ﾆｺｯ



カナエ「ありがとう♪そういえば、最近しのぶはどう？」




『んー、毒が調合できたとか言ってましたね』




カナエ「あらそう♪しのぶも段々成長してきたわね〜」



『そーですね……あ、そうだ。カナエさんに質問があって………………』



カナエ「ん？いいわよ」



『ありがとうございます


…………カナエさんは、修って鬼、知ってます？』




俺は真剣な声で聞いてみた。





カナエ「しゅう？初めて聞いたわ……上弦の鬼？」





『そこはまだ分からなくて……』



カナエ「そう、聞いたことないわね。ごめんなさい、力になれなくて」





『いえいえそんな。ありがとうございます。』



カナエ「大したことじゃないわ。その鬼と知り合いなの？」




『ああ、少し』




カナエ「そう♪あ、そういえばね〜………」




そこで何かを察してくれたのか、それ以降は聞かないでくれた




2時間後



カナエ「今日はありがとね！楽しかったわ」



『いや、俺も楽しかったです！それじゃあ！』





カナエさんは笑顔で手を振ってくれた





それから俺は蝶屋敷の屋根に登って、考え事をしていた。









『…………修………何処にいるんだ………？鬼にはなっていないのか……？頼む、そうであってくれ……




……………ああ、あの時俺が止めてたら……』









その時、俺は気が付かなかった。









____その独り言を誰かに聞かれていたことに。

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