黒太宰の子育て日記♪

子育て日記･弍拾伍 ※ミサ×ナイトさんリク ページ27

･もしも、中也が父親代わりだったら･


森「という事で、今日からその子を頼んだよ
中也君」

中也「な、俺が子育てですか?」

森「嗚呼、太宰君だと放棄しそうだしねぇ」

中也「わ、分かりました」

森「その子の名前はさらちゃん、性別は女の子で、恐らく生後半年ぐらいかな…はい」

そういう、森の腕の中では、小さく幼い赤ちゃんがすやすやと眠っている

中也「……ちっせぇ…、」

森から受け取り、しっかりと抱っこして
言葉を洩らす

森「さらちゃんに必要なものはもう揃えて中也君の部屋にあるから、それを使い給え
分からないことは私か紅葉君に聞くといいよ」

中也「は、はい…失礼します」

森「嗚呼」


〜中也の部屋〜


中也「取り敢えず、寝かすか…確かベビーベッドがあるはずだ」

『……zzz。』

中也「子育てねェ…、俺に出来るだろうか…」

起こさないように優しく寝かせ
毛布を寒くないように掛けてやる

中也「まァ、寝てるうちに仕事…片さねェと」

ベビーベッドから離れ、相棒が押し付けてきた
書類の束を少しでも片付けようと執務机の椅子に
腰かけて、仕事を始める

その途中、子育てについても簡単に調べた


そんな時に来客が…

太宰「はぁい、中也」

中也「あ?何の用だ、太宰」

そう、相棒でもある太宰治だった

太宰「別に?あれ、なんでここに子供がいるの?それにまだ赤ちゃんじゃないか…真逆…誘拐でもした!?」

中也「はァ!?んなわけねェだろうが!!!」

太宰「へぇ、んじゃなに?」

中也「首領が俺に世話をしろってよ」

太宰「えぇ!?蛞蝓に?大丈夫?潰さない?」

中也「そこまでするわけねェだろ!!!」

大声で怒鳴りあって話してるうちに
その声でびっくりしたのか、さらが泣き始めた

『｡ﾟ∵･(ﾉД`)∵ﾟ｡ うえええん』

太宰「あ、」

中也「あ、やべ…わりぃ!」

『.˚‧º·(ฅдฅ｡)‧º·˚.』

ベビーベッドから抱き上げ、泣き止ませようと
必死にあやす

中也「起こして悪ぃな、びっくりしたな」

太宰「早く、泣き止ませてよ…私、子供嫌いなのだけど」

中也「ンなこと、こいつの前で言うな、クソ鯖」

『｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ』

中也「おーよしよし、大丈夫だぞ〜」

太宰「ぷっ、凄く似合わないねwwww」

中也「うっせぇ、黙ってろ」

『(´；ω；`)ｳｩｩ』

中也「おう、そうだ…偉いぞ…もう、大丈夫だ」

『( ｡ŏ ﹏ ŏ)ｳﾙ』

自分の身体を揺らしながら、あやしていくと
泣き声は少しずつおさまる

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