黒太宰の子育て日記♪

子育て日記･拾陸 ページ17

中也「随分、綺麗だな」

太宰「だね……、子供部屋みたいだ」

中也「はぁ?ここに子供がいるなんて聞いてねェぞ」

太宰「ふぅん…ま、このベットに居そうだねっ!」

勢いよくベットの布を剥ぎ取ると、
スヤスヤ眠る赤ん坊がいた


中也「赤ん坊?」

太宰「普通…銃撃の音で起きるけど、この子は」

『……………Zzz』

中也「寝てんのか」

太宰「うん……、流石にこの子は殺せないね…」

中也「だな……」


双黒と恐れられている2人は、まだ生後幼い子供を殺すのには気が引けたようだった

太宰「よっ………と…、」

太宰は赤ん坊をそっと抱き上げる

中也「うわ、似合わねェ」

太宰「五月蝿いよ、蛞蝓…」

中也「蛞蝓じゃねェ！」

『……………………….°(ಗ﹏ಗ。)°.』

太宰「ｼ━━━ｯd(ºεº；)、起きちゃうよ」

中也「あ、悪ぃ」

太宰「とにかく、帰ろう…この子も連れて」

中也「………だな…、」


ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･ー･


森「それで、連れて帰って来たのかい?」

太宰「うん、」

森「…………よし、うちで育てよう!」

中也「!?!?」

太宰「………!?」

中也「で、ですが、首領!」

森「いいじゃないか、そうだなぁ…拾ったのは太宰君なのだから…君が面倒を見なさい」

太宰「え…という事は…」

森「嗚呼、太宰君……君がその子の父親だ」

太宰「……………父親…、」

森「紅葉君に後で色々教えてもらうといい」

中也「……………((まじかよ)」

森「その子の名前は?」

太宰「"さら"…よだれ掛けに書かれてた」

森「いい名だねぇ…という訳で子育て、頑張るんだよ」

太宰「うん、」



自身の腕の中でスヤスヤ眠るさらを見て、
返事をするのだった……



終

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