黒太宰の子育て日記♪

子育て日記･参拾※つみきさんリクエスト ページ32

･初めて喋った日


この話は7、8ヶ月の頃…

さらの世話に慣れ、仕事と子育ての両立が
スムーズに出来るようになり、余裕も出来た頃

いつもの様に、柵でおおった安全な場所で
さらを遊ばせていた…

『('ω' ﾉﾉ゛ｼｬﾝｼｬﾝ』

音のなるおもちゃで遊んでるさら
そのおもちゃは中也が買ってきたもので
今のお気に入りである

その様子を執務机で書類作成しつつ見守る太宰


太宰「……((あー、可愛い…中也が買ってきたものっていうのは嫌だけど…)」

『('ω' ﾉﾉ゛ｼｬﾝｼｬﾝ…ヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ』

太宰「どうでもいいか、
さらが楽しいのならｽﾝｯ( ˙꒳​˙ )」

いつもの冷酷な太宰はさらがいる時以外、居ない

黒服「太宰幹部!」

太宰「ﾁｯ……入れ」

黒服「失礼します!!」

太宰「……何の用?」

黒服「書類をお持ちしました!」

太宰「はぁ……うん、預かるよ」

黒服「それと、首領からの伝言です!
次の任務は中也君と芥川君で行うように、と」

太宰「蛞蝓とへっぽこ異能の芥川君ね…分かった」

黒服「はい、失礼しました!!」

太宰「ほんと、めんどくさい…って、そろそろお昼か…」

『…………ぁぅ』

太宰「よし、ご飯にしようね」

自分を見上げて抱っこをねだるさらを抱き上げ
言うといつもはｷｬｯｷｬ、と笑うのだが
今日は違った

『…まんまっ………』

太宰「え?…( ⊙_⊙)ﾊﾟﾁｸﾘ｡」

『まんまっ!』

太宰「しゃ、喋った……えっ?」


さらの初めての言葉…それはご飯を示す
『まんま』だった


『まんまっ……まんま!』

太宰「(;ºДº)ﾊｯ……う、うん…そうだね、まんまにしよう」

動揺が隠せていない太宰
さらはずっとまんまを連呼していた


太宰「はい、まんま」

今日のお昼ご飯は市販の離乳食

そろそろ、ミルク以外の食べ物を食べさせる時期で
少しずつ、離乳食をあげている

すぐ食べようとしなくなるが……

『…まんまっ……(*'༥'*)ŧ‹”ŧ‹”』

太宰「…ふふ、あーん」

『…ん…( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”』

太宰「まだ食べる?」

『まんまっ!』

太宰「食べるのね、(*´∇｀) ρ (´○｀*)あｰん」

『(*'༥'*)ŧ‹”ŧ‹”』

太宰「はい、今日の離乳食はおしまい」

『(* ´ ꒳ ｀* )』

太宰「(*´ ˘ `*)ﾌﾌ」

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