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ページ34

紫side





今日は、俺と康二がオフで

家でゆっくりしてたんだけど




橙「何か、足りないねん。」


「ん?」


橙「心に穴が開いとるってよく言うやん。
  そんな感じ。ざわざわするんよ。」


「それ、いつから?」


橙「最近…。何かわからんけど、気になって。」






それって、思い出せそうなとこまで来てるって期待してもいいのか?






見せて、みようかな。





「康二。」


橙「はい?」


「ちょっと見てもらいたいものが
 あるんだけど。」


橙「何ですか?」








見せたかったもの


俺たちが、そして康二が新しい道を歩き始めた


あの時を追ってもらった映像。


刺激が強すぎるんじゃないかって、避けてた。


でも、今なら









「えっ?…っ…はぁっ…」


「康二?」


「っ……いっ、た…!」


「康二っ!」









ーーーーーーー
青side




康二が倒れたって連絡があって。

いつかと同じように、病院に集まる俺たち。







紫「あれ、見せてみたんだ。
  そしたら急に様子が変わってさ…。」


緑「まだ早かったかな。」







急ぎすぎたのかな。ごめん、康二。


お前を苦しめたい訳じゃないんだ。









しばらくして、




康二が目を覚ました。





黄「康二?大丈夫?」

橙「?……っ、」




康二の目に、涙が溜まる。




黄「どうした?どこか痛い?」


「…てる、に…ぃ」


黄「え?」





待って、その呼び方は




赤「康二…わかるの?」


橙「わ、かる…全部っ、わかるつ…」








待ちわびていた、瞬間だった。









数日もすると、完全に俺たちが知ってる
康二に戻って






「思い出せて良かったよ。」


橙「うん。たぶん皆のおかげやと思う。」


「皆って俺ら?」


橙「おん。テレビであれを見た時にな、
  皆の声がわー!って頭ん中に入って
  きたんよ。」


「へぇ。」


橙「それで、何か…はっ!って(笑)」


「そう。」


橙「やから、ありがとう。」


「どーいたしまして。」









そうか、大丈夫だ

一緒に過ごした日数なんて関係ない









だって俺たちは


大切な仲間を呼び戻せるほどの


確かな絆で繋がっているのだから



fin

今の君に dtkj→←*



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はるか - めちゃくちゃ好きです!! (2022年6月6日 23時) (レス) @page29 id: 7bffaaaa80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - すっごく面白かったです!なべこじのあなたには、ガチ泣きしました…!他の話でも涙が…!ちゃいさんの表現の仕方が大好きです。最後の辺りの文章も毎回大好きです。シリーズ読みまくります! (2020年5月30日 6時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - Amiさん» リクエストありがとうございます。ただいま、溜まっているリクエストを順にあげています。お待たせしてしまうと思いますが、お待ちいただけると幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月26日 18時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 嫌われてるんじゃないかと思い泣き崩れてしまいます。それから素っ気なくなってしまった康二くんが目黒君は心配になり真相を確かめます。そして真相を知った目黒君はその康二くんの寂しさを埋めるように愛していくようなストーリーを見たいです!よろしくお願いします (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 急にすみません!めめこじのピンク見てみたいです!良かったらよろしくお願いします。設定としてはこの頃そっけない・愛されてはいないのではないか?と心配する康二くんそんな事を知らない目黒君は他のメンバーと絡みまくります。それを見た康二くんは嫉妬して自分は (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃい | 作成日時:2019年9月23日 1時

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