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桃side
緑「そうだよ康二。」
阿部ちゃんが話し始めた。
緑「康二も俺たちの仲間なんだから、
何でも言ってよ。」
動画では、言い合いみたいなことをしてるけれど、1番年齢が近いから、やっぱり気にしてる。
それに、康二の性格もわかってるから、尚更心配なんだろうな。
まぁ、それは俺も同じだけど。
緑「迷惑なんて思わないよ。」
橙「…でも」
青「でもじゃない。
こういうときに頼らないでどうすんだよ。」
橙「…ごめんなさぃ。」
翔太も参戦してちょっとしたお説教タイム。
紫「翔太、阿部ちゃん。
あとは康二が復活してからね。」
いつの間にか体温計やら毛布やらを準備したふっかと舘様が現れた。
目黒が買ってきた水を飲んで、毛布にくるまれている康二。
紫「…38.2℃。
よく大丈夫なんて言ったな。」
橙「…大丈夫やったもん。」
赤「わかったから。
食欲は?何か食べられる?」
橙「…」
黙って首を横に振る康二。
(いや、食べられないなら大丈夫じゃないだろ。)
心の中で突っ込む俺。
赤「ちょっと落ち着いてからにしようか。
今は休みなよ。」
橙「でも仕事…」
黄「ちゃんと起こすから。
少しでも回復させることだけ考えとけ。」
照に言われて、小さく頷き
橙「…ありがと。」
そう言って、ようやく目を閉じる。
するとすぐに寝息が聞こえてきて。
ああ、やっぱりしんどかったんだな。
紫「全く。普段は甘えてくるくせに。」
緑「ホントだよ。
肝心なときに遠慮しちゃってさ。」
黒「康二くんらしいですけどね。」
皆で康二の周りに集まってそんな言葉を。
人一倍頑張り屋だからこそ、心配なんだよな。
早く本当の意味で甘えられるようにしてやらないと。
とりあえず、今は安心してお休み。
ことあと、何とか仕事をこなした康二を連れて、康二んちに皆で押しかけて看病したのは、言うまでもない。
ゆっくりでいい。
弱いとこも見せてよ。
俺たちはずっと一緒なんだから。
fin.
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はるか - めちゃくちゃ好きです!! (2022年6月6日 23時) (レス) @page29 id: 7bffaaaa80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - すっごく面白かったです!なべこじのあなたには、ガチ泣きしました…!他の話でも涙が…!ちゃいさんの表現の仕方が大好きです。最後の辺りの文章も毎回大好きです。シリーズ読みまくります! (2020年5月30日 6時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - Amiさん» リクエストありがとうございます。ただいま、溜まっているリクエストを順にあげています。お待たせしてしまうと思いますが、お待ちいただけると幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月26日 18時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 嫌われてるんじゃないかと思い泣き崩れてしまいます。それから素っ気なくなってしまった康二くんが目黒君は心配になり真相を確かめます。そして真相を知った目黒君はその康二くんの寂しさを埋めるように愛していくようなストーリーを見たいです!よろしくお願いします (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 急にすみません!めめこじのピンク見てみたいです!良かったらよろしくお願いします。設定としてはこの頃そっけない・愛されてはいないのではないか?と心配する康二くんそんな事を知らない目黒君は他のメンバーと絡みまくります。それを見た康二くんは嫉妬して自分は (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃい | 作成日時:2019年9月23日 1時