愛してるよ橙くん

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緑side




久々に全員集まったけど、康二の様子がおかしい。

やっぱり疲れが溜まってるのかな。

顔色が悪い気がするし、話し方も何か…

たぶん皆気になってる。

一緒にいる佐久間や目黒、ラウールもきっと話しながら様子を伺ってるんだろう。




紫「康二。寒い？体調悪いのか？」


ついに、ふっかが聞きに行った。


橙「んえ？大丈夫ですよ〜。」



笑って返す康二。

あ〜、予想通りの切り返し。


だいぶグループに慣れてきた康二だけど、こういうところ、まだ遠慮してるんだよな。

迷惑かけたくないとか、そんなところだろうけど。


俺は弟ができたみたいで嬉しいし、もっと頼って欲しいのに。



赤「…熱い。これたぶん熱あるよ。」

橙「！？ だ、舘様何してるん！？」



舘さんがソファの後ろに回って、康二のおでこに手を当てて言った。

康二は突然のことに驚いてる。



黒「…ホントだ、熱い。寝てなきゃ。
　 俺、水かなんか買ってきます。」


すぐに動いた目黒。


桃「マジか！
　 ほら、康二こっち。はい寝て！」


佐久間も立ち上がって、康二を寝かせようとしている。



橙「ちょ、ちょっと待って！
　 大丈夫やしっ、そんな大袈裟にせんで…」

紫「大袈裟じゃないよ。
　 とりあえず黙って横になりな。」


真剣なふっかの言葉に、康二も従うしかないみたいだ。

ラウールも心配そうに見てる。



黄「んで、いつから体調悪いの？」

橙「…」

黄「康二？」

橙「…一昨日くらいから。」



やっと白状した。


橙「で、でも…本当にちょっとやってん。
　 ちょっとダルいなぁってくらいで…」

青「バカ。ちょっとでも言えって。」


「そうだよ康二。」


俺も、言いたいことを言わせてもらおう。

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