愛してるよ橙くん

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重岡side






橙「でなぁ、ふっかさんがなぁ…」



俺らの楽屋に来て、流星の膝の上に座り、嬉しそうにSnowManの話をしている康二。

元気そうにしていることを嬉しく思う反面、ちょっとした寂しさもあんねん。

今までだったら、話の中心は関ジュや俺らのことやってんなぁ。



神「なんやしげ。寂しいん？」

重「神ちゃん。ん〜、そうやなぁ。
　 娘を嫁に出した親の気分？」

神「ははっ！それ、ちょっとわかるわ。」

重「ホンマに？」

中「皆そうやろ。」

重「うわっ、淳太びっくりしたやん。」

中「あの泣き虫で甘えたな康二がなぁ。」



皆、たぶん思っとる。

特に、俺と流星は同期やし。

WESTとしてデビューできる嬉しさの陰で、心配してたのは、やっぱり康二のこと。

大変やったのも、聞いとったし、見てきたから。


今になって、居場所と呼べるグループに入って、新しい仲間と過ごしていて。

正直、SnowManが羨ましいよ。

こんな康二の顔、久々に見たわ。


橙「あ〜！しげ、神ちゃんに淳太くんも！
　 聞いてないやろ！昔の話なんて
　 覚えとらんのやろー。ふーんだ！」

神「ああ、ごめんごめん。
　 ちゃんと聞くからもう１回言ってや。」

橙「もう、しゃあないなぁ。」



そんなことを言って、また話し始める。





康二、今幸せか？

俺らは、これからも康二の近くで一緒に過ごすことは、なかなかできひん。

けど、今までの康二と過ごした思い出は、色褪せることはない。

たまには、昔のことについても話に花を咲かせようや。

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