＊ ページ15
青side
照にかかってきた電話の相手は、シゲだった。
康二のことを教えてくれたらしい。
黄「流星の家にいるってよ。」
とりあえず、居場所がわかって一安心。
それから、俺が康二とよりを戻すために、メンバーがいろんな知恵を貸してくれた。
WESTさんにも、会いに行った。
めっちゃ怒られて、鉄拳くらったけど許してもらえた。
もう、絶対に傷つけんなって、たくさん傷ついてきたヤツだからって。
そんな話を聞いて、自分がどれだけバカだったか、改めて思い知った。
結局、WESTさんにも協力してもらって、今に至る。
流星には、去り際に
「次はないで。頼むわ。」
と言われた。
もう、間違わない。
俺には、こいつしかいないのだから。
こいつじゃなきゃ、ダメなのだから。
「俺のこと、信じられないかもしれない。
それが当たり前だと思う。
でも、今度こそ誓うよ。
もう傷つけない。１人で泣かせない。
康二が好きです。康二だけが好き。
もう一度、俺と付き合ってください。」
用意していた５本の薔薇を差し出して、言った。
なぜ５本かなんて、康二はわからないだろうな。
俺も、知らなかった。
涼太に教えてもらって、これだって。
お願い康二、戻ってきて。
橙「…俺、重いのは変わらんで。」
「いいよ。」
橙「寂しいの、苦手や…」
「うん」
橙「うるさいし…」
「うん」
橙「メンタル弱いし…」
「でも、俺は康二が好き。一緒にいたい。」
橙「きっとまた、めんどくなるよ…」
「ならない。もし、もしなったとしても、
今度はちゃんと話ができる。」
橙「ｸﾞｽｯ…すきやっ…しょうたくん
しょうたくんがっ…ｸﾞｽｯ…すきっ…」
泣きながらそう言う康二を、今度こそこの手に閉じ込めた。
青「ごめんな。ありがとう。おかえり。」
きつく抱き締めると、康二も手を回してくれて。
ああ、こんなに幸せなことがあるんだって。
もう、絶対に、離さない。
腕を解いて、向かい合って笑い合う。
そしてお互い惹かれるように、俺にとっては誓いの意味も込めて
優しく、優しく、キスをした。
橙「そういえば、何で５本だったん？」
「ああ、大事なことは、やっぱり言葉に
しなきゃって思ったから避けたんだけど
気持ちは込めたかったから。」
５本の薔薇の意味は、
橙「っ！翔太くん、好き！」
「俺の方が好き。」
あなたに出会えた事への心からの喜び
fin
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はるか - めちゃくちゃ好きです！！ (2022年6月6日 23時) (
レス) @page29 id: 7bffaaaa80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - すっごく面白かったです！なべこじのあなたには、ガチ泣きしました…！他の話でも涙が…！ちゃいさんの表現の仕方が大好きです。最後の辺りの文章も毎回大好きです。シリーズ読みまくります！ (2020年5月30日 6時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - Amiさん» リクエストありがとうございます。ただいま、溜まっているリクエストを順にあげています。お待たせしてしまうと思いますが、お待ちいただけると幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月26日 18時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 嫌われてるんじゃないかと思い泣き崩れてしまいます。それから素っ気なくなってしまった康二くんが目黒君は心配になり真相を確かめます。そして真相を知った目黒君はその康二くんの寂しさを埋めるように愛していくようなストーリーを見たいです！よろしくお願いします (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
Ami - 急にすみません！めめこじのピンク見てみたいです！良かったらよろしくお願いします。設定としてはこの頃そっけない･愛されてはいないのではないか？と心配する康二くんそんな事を知らない目黒君は他のメンバーと絡みまくります。それを見た康二くんは嫉妬して自分は (2019年10月25日 20時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年9月23日 1時
