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俺は両親に置き手紙を残して家を出た。
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『っ、寒い……』
家を出て数時間。
行く宛もなく彷徨っていた中、不運にも天候が悪くなり気温も低下した。
逃げたい思いで必死だった俺はパジャマ姿、しかも防寒着なんて持ってきていないため、縮こまって耐えるしかなかった。
……あぁ、そうだ家系能力があった。能力で温かい毛布と食べ物を出せば……
頭の中で温まっている自分を思い描いていた中だった。
「君、大丈夫？」
希望の光という名の、ある悪魔との出会い。
普通、初対面の相手の顔は見た事ない事がほとんど。
だが、俺はその悪魔を知っていた。
何故なら……
「自分の名前、わかる？お父さんとお母さんは？」
「っていうか君凄そうな恰好してるね…！？」
前世で愛読していた漫画、【魔入りました！入間くん】の登場人物……
サリバンだったのだ。
・ ページ3
こんな事を思っている俺は、あのヒト達の息子失格だろう。
耐え性のない、ただの口だけ野郎。
俺は両親に指導してもらう価値も、アイディー家を名乗る価値も、この家にいる価値もない。
だから……
＿＿＿＿＿＿
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＿
『っ、寒い……』
家を出て数時間。
行く宛もなく彷徨っていた中、不運にも天候が悪くなり気温も低下した。
逃げたい思いで必死だった俺はパジャマ姿、しかも防寒着なんて持ってきていないため、縮こまって耐えるしかなかった。
……あぁ、そうだ家系能力があった。能力で温かい毛布と食べ物を出せば……
頭の中で温まっている自分を思い描いていた中だった。
「君、大丈夫？」
希望の光という名の、ある悪魔との出会い。
普通、初対面の相手の顔は見た事ない事がほとんど。
だが、俺はその悪魔を知っていた。
何故なら……
「自分の名前、わかる？お父さんとお母さんは？」
「っていうか君凄そうな恰好してるね…！？」
前世で愛読していた漫画、【魔入りました！入間くん】の登場人物……
サリバンだったのだ。
続く
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作者名：トマトチーズリゾット | 作成日時：2024年3月22日 17時
