忠義くんタイム ページ13
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「A明日何時から?
明日てもう今日か。」
「お昼からです。」
「ならちょっと朝ゆっくりできんねんな。」
「大倉さんは7時からだっけ?」
「ちょっとさー忠義くんタイム短すぎん?
余韻ってもんがないんかおまえは〜。」
隣に寝そべる大倉さんは唇を尖らせて私にデコピンをした。
こういうとこ要求が多いんだよね。
嫌、じゃないけど。
五こも年上なだけに大倉さん呼びが板についてなかなか離れなくて、
敬語は少しずつやめられてきてもついつい大倉さんって呼んじゃう。
イチャイチャタイム(大倉さん曰く)の時は大倉さん呼びはやめてって
大倉さんには"忠義かたーくんって呼びや"と言われたけど
呼び捨てはきついし、
たーくんは恥ずかしいし、
で、忠義くんに落ち着いた。
「...忠義くんは、7時から?」
「.......。」
「....え?ちゃんと言ったよ?」
「...あかんな、やっぱ。
忠義くんて呼ばれるとまたシたなってくる。」
大真面目な顔でそんなこと言ってくるから、
私はまた赤面しそうでうつむいて腕枕してくれてた大倉さんの腕をペチッと叩いた。
「......バカ、!」
「ふは、冗談やって。
明日な、7時やで。
大阪行かなあかんから。」
「ご実家泊まる?」
「んー、いや、明後日の朝も東京やから遅なるけどこっち帰ってくるわ。」
「そっか。わかった。」
「明日朝起きんでええからな。
昼からなんて滅多にないんやからゆっくり寝とき。」
大倉さんの大きな手が私の頭を優しく撫でる。
眠る前の一緒にいれるこの時間が一番好き。
すごく落ち着く。
「うん、ありがとう。」
「ん。ほな寝よか。」
「うん。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
大倉さんは撫でていた手を私の頰に添えると、
小首をひねってキスをした。
ちゅ、という小さな音が響いて少しだけ見つめあった後、
オレンジ色の読書ランプを消した。
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けー(プロフ) - はじめまして、いつも密かに読ませていただいてます。丸山さんのお話を読みたいのですがパスワードをお教えいただけませんでしょうか?二十歳はとっくに過ぎてます(苦笑) (2018年2月5日 17時) (レス) id: 0a1704cff3 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ(プロフ) - はじめまして!いつも楽しくお話読ませていただいてます。丸山さんの話の続きがとても気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです! (2018年1月29日 15時) (レス) id: f6bacbef98 (このIDを非表示/違反報告)
ねねけろ(プロフ) - 本気で愛深めました、連載お疲れ様でした!何回も最初から読み返すほど大好きな作品です!コメントで申し訳ないんですけど丸山さんの作品パスワーク教えていただけますか?成人はしてます!! (2018年1月28日 18時) (レス) id: 88a3919034 (このIDを非表示/違反報告)
ぐん(プロフ) - はじめまして、ボードにたどり着けずこちらから失礼致します。丸山さんのお話拝見していました。是非続きを拝見させていただいたいので、パスワードを教えて頂けないでしょうか? (2018年1月27日 12時) (レス) id: f286bcfcbe (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - はじめまして!ボードにたどり着けず…こちらから失礼します。続きがとっても読みたいです。パスワードを教えていただけると嬉しいです! (2018年1月26日 21時) (レス) id: 323a1bc773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たむこ | 作成日時:2017年12月3日 10時