No22 ページ22
オールマイトの言葉に皆驚きを隠せない。
「基礎訓練もなしに？」
「その基礎を知る為の訓練さ！ただし今度はブッ壊せばオーケーなロボじゃないのがミソだ」
梅雨ちゃんの質問が終わると皆質問を投げ掛ける。
「勝敗のシステムはどうなります？」
「ブッ飛ばしてもいいんスか」
「相澤先生みないな除籍とかあるんですか……？」
等々とそれを一斉に投げ掛けられて困るオールマイトさん。
「んんん〜聖徳太子ィィ！！！」
少し笑ってしまう。それでもまだまだ説明は続く。
「いいかい！！状況設定は「敵」が「核兵器」を隠していて「ヒーロー」はそれを処理しようとしている！！」
『設定アメリカンだな！！』
皆も思ってるんだろうな本当にアメリカンな設定だし。でもそれが楽しいのも事実。
「「ヒーロー」は制限時間内に「敵」て捕まえるか「核兵器」を回収する事。「敵」は制限時間内まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事」
そうカンペを見ながら説明するオールマイト。なんか可愛いとも感じれる。デク君はカンペと呟いていたしバレてるんだよな。
「コンビ及び対戦相手はくじだ！」
「適当なのですか！？」
そう聞く飯田くんにデク君はなんか言ってました。確かチームアップとかの事じゃない？的な内容。
くじを引く。ペアは口田君。砂藤くんの代わりだし他は原作と同じ。
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ！！」
オールマイトの手に握られていたボールはAとD。
デク君&お茶子ちゃん対爆豪&飯田くん
原作とは変わらずの1戦目。
今回はデク君と爆豪だけにフォーカスが当てられているわけではない。今はモニタールームでその戦いを目にしている。原作では省かれていたモニタールーム。皆と共に訓練の様子を見て8分。もう終盤だ。
展開も早く両者互角に戦っていた。皆がデク君を応援していて爆豪の行動も誉めている。
モニタールームでは音声までは聞こえない。それでも向こうのピリピリした空気は感じられた。
迫力のある戦い。一方でお茶子ちゃんは飯田君と対面している。双方で白熱した戦い。デクくんvs爆豪は1フロアが崩壊し訓練、授業とは感じられないほどの戦いが繰り広げられている。
お茶子ちゃんは核兵器に触れれそうで触れられないそんな攻防戦。モニタールームでは止めるべきと声を掛けるがオールマイトは通信で『次それ打ったら強制終了で君の負けとする』そう伝え続行した。
デク君は殴られ続ける。それでも諦めずに殴り合い爆豪は本気の一撃をデク君は拳を上に向け振るう。
すると1つ上のフロアの床が抜けお茶子ちゃんが水星ホームランを決め核に触れると同時に第1回戦は終わりを告げた。
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作者名：細波 | 作成日時：2024年3月28日 22時
