漆 ページ9
"「どのような時でも誇り高く生きてくださいませ」"
わからない
わからないなぁ...
.
.
今、みんなで小走りをしながら那田蜘蛛山へ向かっている。
伊之助が「なんでババアが俺達の無事を祈るんだよ」と炭治郎に聞いていたが、
私はみんなより少し離れた所でいたので良く聞こえなかった。
......みんな私の存在に気づいてないのか?
まるで私はいないみたいじゃないか。
.
.
美波ちゃんとみんなは笑って楽しそうに話している。
と、思っていたら急に加速してみんな走って行ってしまった。
...また、私を置いて行くのですか?
.
.
.
追い付いた先には、善逸と美波ちゃんしかいなかった。
『............』
美「......っあ、Aちゃん...!」
『......』
ゆっくりと美波ちゃんに視線を合わせる。すると美波ちゃんは感づいたのか、
美「あ、あのね...!炭治郎と伊之助が先に山の中に入って行っちゃったの...私は善逸が座ってるからそのままここに残ってるんだけど......」
それはただ単に善逸と一緒に居たかったからじゃないのか?と思ったが言わないでおいた。
善「うぅ......美波ちゃんは優しいんだねぇぇぇ...ありがとぉぉぉ...」
美「そ、そんな事ないよ!」
.
.
しばらくすると、急に善逸が
善「.........ぇ?...あーッ!!あいつ禰豆子ちゃん持ってったぁぁぁぁッ!!」
と、叫び出した。
美「あ、確かに!!は、早く行かないと!」
善「うん!!行くよッ!!早くッ!!」バッ
『ッ!?』
善逸は急いでいたのか、半端強引に私の手首を掴んだ。
強く手首を掴まれた事に、私は昔の事を思いだしてしまい
.
.
『ッ......や、やめてッッッ!!』
善「......ぇ......」
叫んでしまった。
________
you.side
1055人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり - え!待って、桜の呼吸じゃん!私と一緒❗桜柱だけどね😃名字も似てるね。私は、桜川だけどね。頑張ってください。応募しています。 (2021年12月10日 19時) (レス) @page2 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - みんなに夢主ちゃんの過去を知ってもらう……的な (2021年12月5日 12時) (レス) @page30 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
ユメカまいも(プロフ) - 一年前くらいからこのお話大好きで読んでます!最近ログインしたのでお気に入り登録しました。兎に角大好きなので頑張ってください!!! (2021年8月13日 16時) (レス) id: e4a5346826 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 番外編ありがとうございます!とっても面白かったです! (2021年2月12日 1時) (レス) id: 9887203006 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - リクエストです!善逸と炭治郎と夢主ちゃんでお出かけがいいです…! (2021年2月8日 19時) (レス) id: 9887203006 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほの(咲華) x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/momosan/
作成日時:2020年8月2日 23時