ただの要らないおもちゃに過ぎなかった。【鬼滅の刃】

弐拾弐 ページ30

あぁ、そういえば柱の人と合流するんだっけな…









私は、そんなことを頭の中で考えていた。


凄いな…列車、初めて乗ったかもしれない。






善「柱だっけ？その煉獄さん、顔とかちゃんとわかるのか？」


炭「うん、派手な髪の人だったし匂いもちゃんと覚えてるから」


『…』





あぁ、そうだ。


煉獄さん…柱の方。



何気に柱の方に会うのも初めてだな…


きっと強いんだろうな…

私なんかよりもずっと。



善逸に引きずられている伊之助の後ろを、私と美波ちゃんは歩いていた。







美「柱の人…きっと、私達なんか足元にも及ばないくらい強いんだろうなぁ…」


『…』ｺｸﾘ


そんなことを呟く美波ちゃんに、私はゆっくりと頷いた。









＿＿これから重大な任務なんだ。


美波ちゃんと善逸のことについては、考えない方がいい。









任務に、集中しないといけない…。



私はそうする事にした。


だから、もう何も考えない。




…いつも通りでいればいいだけ。








そう考えていると、炭治郎が扉を開けていた。







…そして次の瞬間、もの凄い大きな声が聞こえた。




・









・









？「うまい！！！」





『っ…！？』



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