恋人になれなかった僕達は2【としみつ】

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急にトイレに行きたくなって、こりゃいかんってなって
しばゆーに助けてLINEして、無茶振りしちゃったなぁ…。

しばゆー頑張って誤魔化してくれてたなぁ

ごめん、しばゆー…
後でお礼しに行くね…。

しかし…焦ったなぁ…

途中でとしみつと鉢合わせしないかヒヤヒヤしたけど
何とか…会わずに済んだ…。

…って…なんでこんなに、逃げる必要があるか
自分でも分からないんだけど…

なんか…
逃げちゃうんだよね…

だって…会ったらどんな顔すればいいか分からないし…。
遊びに行く約束ドタキャン、オマケに未読無視してるからね…。
いやぁ…振り返るとなかなかに最低なことしてて…自分がほんとに嫌になるし…そんなん事しておいて合わせる顔なんて…あるわけが無い…

勝手にこっちが好きで、勝手浮かれて…

…はぁ…虚しくなる…。

…なんて思っていたら。

ﾋﾟﾛﾝ♪

携帯の通知音が鳴った。

『あ…』

たいきさんからだった…。

たいきさっきはありがとうございました。今ホテルに着きました。

よかった…無事に着いて…。

Aこちらこそありがとうございました!無事に着いたようで何よりです

たいきご心配おかけしました!
ありがとうございます。

なんか…可愛いなぁ…
一個上とは思えん可愛さだなぁ

たいき今日が楽しすぎて…。
もう会いたいです。

ドキッ…
え、え、え…急にキュンとするワードをぶち込んでくるじゃん…。

たいきあ、すみません!その…変な意味では無いですので!…お気を悪くされたらごめんなさい…

…うふふ。
思わず笑ってしまった。

なんだか…さっきまでの鬱々とした気持ちが
吹き飛ぶような

そんな気持ちになった…。

A気を悪くなんてしてませんよ。
ありがとうございます…。
私も早く会いたいです!


そうだよ…
過去に囚われて生きるのはやめるって決めたじゃんか…

『よーし…。』

…そろそろ…

前向いて歩かなきゃ…ね…。

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