【ツイステ】冤罪は頭脳と少しの暴力で証明する【進○○○○】

14.○の前の静けさ ページ15

A目線

疲れた

美味しい料理を食べて

綺麗な服を着て

ふわふわなベットで寝るんだ



……ご飯もそうだけど

着替えとか色々学園長さんが

お金出してくれてるんだろう

立体機動装置受け取りに行くときに

お礼を言わなければいけない



セベク君は同室にまだ不満そうだった

『どうしてマレウス君の絵飾ってるの？』

って聞いたら怒られた

「偉大なるマレウス・ドラコニア様を

君付けで呼ぶなど不敬だぞ！」

って

夜なのに騒がしい

これからはマレウス寮長って呼ぼうかな

そっちの方がしっくりくるな



明日は何をしよう

教科書を見せて貰ったんだけど

見たことない文字で読めなかった

私がここで生きていくためには

読めるようにならないといけない文字だ



それに生活必需品を買うときにお店のサムさんが

他にも女の子が1人いるって言ってた

嬉しい…心強い

仲良くなれるかな


『ゼ……

セベク君』


「なんだ？

と言うかまた名前を間違え…

『今日もありがとう』

…は？今日“も”？」


『多分明日も迷惑かけるから

先にお礼言っておこうと思って

名前は、

…慣れるまで暫く待って

似てるんだよね

本当に』


私がそう言うとセベク君は少し黙った後


「若様が直々に貴様の教育係と

指名してくださったんだ

ご期待に添えられるように努めているだけだ…」


と彼らしい回答をくれた

そっぽを向いてて顔は見えなかった






『そっか』


いいね、平和で






『…おやすみ』

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