▽ ページ42
.
em「では、そろそろ行きましょうか」
『はい』
エーミールさんに治してもらった手でエーミールさんの手を握って
ゆっくりと鳥居の外へと足を踏み出す
途端、エーミールさんがふらついた
『大丈夫ですか？』
em「大丈夫ですよ。少し外に出るのが久しぶりで慣れてないだけですから」
『...今なら、神社に戻ってお家デート的なのにできますけど...』
em「大丈夫です。それに、Aさん、言ってましたよね。私と海が見たいって...いつも、私ばっかり気遣われているので、たまにはAさんのお願いも叶えたいんですよ。」
Aさんの神様として、彼氏として。後にそう付け足されて思わず照れてしまう
『ありがとう、ございます、』
em「照れてます？」
『照れてないです、！も、もう、！行きますよ、！』
ゆっくり、山の下へと続く階段を
エーミールさんの手を引きながら、
細心の注意を払いながら降りていく
エーミールさんだって、人外で神様の部類だと言っても、
怪我はするし、あまり酷かったら死んじゃうから
それに、弱体化しちゃってるエーミールさんはいつも大丈夫だって言うけど、
たまにとても苦しそうにしてる時があるから
だから、いつも外でデートの時は気を遣っているんです。
離れ離れになりたくないですから
『苦しく、ないですか？』
em「はい、大丈夫ですよ。それに、階段ももうすぐ終わりですし」
『...苦しかったら、すぐ言ってくださいね』
em「もちろん。隠し事は無しですからすぐに言いますよ」
ゆっくり、私の手を握り返すエーミールさんに微笑む
ふさふさの尻尾に、可愛いケモミミ、
こんなに可愛くて綺麗な神様がいていいんでしょうか
『エーミールさん、もうすぐ海つきますよ』
em「あれ、こっちって道あったんですか？」
『実はあるんですよ。森の抜け道なんで地図には書かれてませんけどね。なので、この道は2人の秘密の道です！』
em「秘密...秘密って、なんだか楽しいですね！」
にっこり笑ったエーミールさんは
私の手を強く握って少し、私だけ早く足を進めた
em「これが海...」
『綺麗ですよね、ゴミひとつない砂浜に、青い海、綺麗な空、この風景をエーミールさんと見たかったんです。』
em「凄く、綺麗です、」
ゆっくりと辺り、海を見渡すエーミールさんを見て
やっぱり一緒に来てよかったな、なんて考える
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
喘息ですっ★(プロフ) - Ruruさん» めちゃめちゃ書いたときハマってて聴きながら書いてたら出来上がったやつなんです...！！！気がついてくれた方いて嬉しいです...！！！ (4月24日 2時) (
レス) @page33 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
Ruru(プロフ) - もしかしてknのそこに__は無いってキルマーパロですかね！？大好きなので助かります！！ (4月24日 0時) (レス) @page34 id: 45c165d9bd (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - 楓さん» お前コメ欄に1番湧いて欲しくなかった...やっぱり楓はutさん推しなんか...いくら従姉妹からのお頼みでもutさんをいっぱい書くのは無理ですぅ！偏りが出るだろ！絶対無理だから！ (2022年10月29日 18時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 喘息の作品初めてコメする笑 私はあの話が好きだった！あの【神より悪魔】 ってやつ！！！っぱ、推しだよなぁ！ってことで、続編では是非utをたくさん書いてもろて... (2022年10月29日 17時) (レス) id: 995187bca3 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - プリンさん» IMEROGはたまに浮上してるよ〜！そう言ってもらえて嬉しいありがと〜 (2022年7月7日 18時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
