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gr「Aっ！！！」
その声にハッとして手からカッターを落とす
カラン、カラン、と音が鳴って辺りに静寂が訪れる
手首からぼたぼたと床に滴り落ちる血をただ呆然と見つめる
あ、切っちゃった
ぼたぼた
床に滴り落ちる血をまだ見つめる
なんか、いつもより量が多いなぁ
そんなことを思っていると急に何かに包み込まれる
『ぐる、っぺん...？』
途切れ途切れの声を紡ぐとより強く抱きしめられる
グルッペン、お気に入りの服着てるのに、抱きついたら血がついちゃうよ
まだどこか呑気なことを考える私に嫌気がさす
gr「...すまなかった」
抱きしめられた頭上からいつものグルッペンの声が降ってくる
いつもの、グルッペンの、声
その声に私は酷く安心したのか、体から力が抜ける
gr「っ、！？Aっ！？」
急に体勢を崩した私をグルッペンが慌てながら支えてくれる
気がつけば私は泣いていた
gr「大丈夫か、！？」
『だいじょぶ、だからっ、』
涙を流す私を見たグルッペンは私を抱き上げてソファへと移動した
ぽすりと2人してソファに身を委ねるとグルッペンは私の頭を撫ではじめた
グルッペンのお気に入りの服は血で汚れてしまっていた
『ごめ、なさっ...』
ごめんなさい。
そう伝えたかった
私は、あなたにずっと伝えたかった
隠しててごめんなさい
騙しててごめんなさい
汚くてごめんなさいって
ずっとずっと謝りたかった
ごめんね。じゃなくて、
ごめんなさい。って、ずっと。
gr「謝るな。」
いつものバリトンボイスでそう言ってくるグルッペンの表情は
偽ってるとか、そんな感じはなくいつもの感じだった。
gr「俺の方が謝らなきゃいけないからな。」
静かに目を伏せたグルッペンは
こっちを見たと思うと申し訳なさそうに目を細めた
gr「大切な奴が1人で傷ついてるって知って取り乱してしまったんだ、」
その結果、俺のせいで手首を切らせてしまったわけだが。なんて辛そうに付け足される
gr「もう二度と、俺のせいで切らせるなんてことはしない。だから、どうか...1人で抱え込むなんてしないでくれ」
未だに血が出ている手首にポタリと雫が落ちたのを見て
ふと顔を上げてその先を見る
グルッペンが泣いていた
gr「やくそく、してくれるか、？」
子供のような目で見つめられて少しだけその視線すら愛おしく感じてしまう
『...うん、約束するよ』
小さく呟いた言葉はきちんとグルッペンに届いたみたいだった
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喘息ですっ★(プロフ) - Ruruさん» めちゃめちゃ書いたときハマってて聴きながら書いてたら出来上がったやつなんです...！！！気がついてくれた方いて嬉しいです...！！！ (4月24日 2時) (
レス) @page33 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
Ruru(プロフ) - もしかしてknのそこに__は無いってキルマーパロですかね！？大好きなので助かります！！ (4月24日 0時) (レス) @page34 id: 45c165d9bd (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - 楓さん» お前コメ欄に1番湧いて欲しくなかった...やっぱり楓はutさん推しなんか...いくら従姉妹からのお頼みでもutさんをいっぱい書くのは無理ですぅ！偏りが出るだろ！絶対無理だから！ (2022年10月29日 18時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 喘息の作品初めてコメする笑 私はあの話が好きだった！あの【神より悪魔】 ってやつ！！！っぱ、推しだよなぁ！ってことで、続編では是非utをたくさん書いてもろて... (2022年10月29日 17時) (レス) id: 995187bca3 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - プリンさん» IMEROGはたまに浮上してるよ〜！そう言ってもらえて嬉しいありがと〜 (2022年7月7日 18時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
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