【d!】Q,パパ活からお付き合いはおかしなことですか？［２］【syo】

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朝、横にあったはずの温もりがなくて目がさめる

少しまだ、ぼーっとする頭で

昨日の夜、どんな話をしてたか手探りで思い出しながら

とりあえずリビングへと歩いて行ってみる


syo「A、おはよ」

『あ...しゃおちゃん、おはよう、』


リビングに歩いて行ってみると

シャオちゃんがいて

シャオちゃんは私をぎゅっと抱きしめた

息をしてみるとシャオちゃんの匂いがして

耳を澄ませてみるとシャオちゃんの鼓動の音がして

あっ、と思い出す


『シャオちゃん、昨日の、結婚したいって、ほんと、？』


私が寝落ちしちゃう前、

そんな話をしてたような、そんな気がする


syo「もちろん、ほんまやで」

『...』

syo「安心した？」

『...うん、』


私の返事を聞いてなのか

シャオちゃんは優しい手つきで私の頭を撫でて

優しく笑い声をこぼした


syo「絶対、結婚しような、」

『うん、』


約束、なんていいながら

小指を差し出してくるシャオちゃんがすごく綺麗で

私なんか釣り合わないってわかっていながら

私は、シャオちゃんの小指に自分の小指を絡めた

あ、シャオちゃんのお手て少し冷たい

シャオちゃんのお手て、細くて綺麗

いろんなことが頭によぎるけど

だけど、すごく幸せで嬉しかった


『ねぇ、シャオちゃん、お母さんに会うの怖い？』

syo「んー...まぁ、ちょっとだけ、ちょっとだけな？」

『そっか、』

syo「でもな、」


そうだよね、なんて思いながら声をこぼすと

シャオちゃんは口を開いて言葉をこぼしてて

耳を傾ける


syo「Aを絶対守りきるって、Aとの付き合いを絶対理解してもらうんや気持ちでいっぱいやからそんなに怖くないで」


頭の上からそんな言葉が降って来て本当に嬉しくなってしまう

そんなこと言われたら、もっと好きになっちゃうじゃん


『ねぇ、シャオちゃん、ありがとう、』

syo「お礼言われるようなこと何にもしてないで？俺」

『んーん...いっぱい、いっぱいしてくれてるよ、』


ありがとう、なんて一言じゃ伝えれないくらい

私はシャオちゃんに救われたし

シャオちゃんは私を救ってくれてる

だから、せめてちゃんとありがとうだけは伝えてたかった


syo「...ご飯にしよか」

『うん』

syo「冷凍食品温めただけやけどよかった、？」

『うん、全然大丈夫だよ』


笑顔でそれならよかった、なんていうシャオちゃんを見て

私は椅子に座った

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