▽ ページ37
.
少し立ち止まってコネシマさんがいる方を向く
コネシマさんは、前と同じようにサッカー服を身につけていた
そのサッカー服が私の目には、すごく焼きついていた
『コネシマ、さん、』
kn「おう!コネシマや!」
『こねしま、さんっ...』
kn「お?どないしたんや?」
『ごめんなさいっ...』
実は、私とコネシマさん
ショッピングモールで、お兄さんと歩いてる時に会ってる
あの時の私は、気持ちの整理が付いてなくて、
それで、コネシマさんが、手を取って逃げようとしてくれたんだけど、
私は、それを、
...それを、振り払った
kn「...あー、店のことなぁ!気にしとらんから大丈夫や!」
rb「...店?なんかあったん?」
kn「あー、いやな...ちょっとしたことやから大丈夫や!」
静かに私の手を取って歩き出すコネシマさん
そのコネシマさんに、引っ張られるようにして私は歩き出した
少し先にいたロボロさんもそれに気がついて、ゆっくりとまた歩き始めた
...これから、私って、どこに行くんだろう
さすがに、シャオちゃんの元には帰れないよね、
シャオちゃん、怒ってるよね、
怒ってる...よね、
kn「...なんで泣いとるんや」
静かに、ロボロさんに聞こえないくらいの声量でそう聞いてくるコネシマさん
『...ごめんなさっ...』
kn「...あいつは、多分謝られた無いと思うで。」
『っえ、?』
kn「...謝らすために、探すやつがどこ人おんねん。少なくとも、人を探す時っちゅーのは、心配しとるとかやろが」
真剣にこっちを見つめながら言うコネシマさんにびっくりする
確かに、私も、人を探すってなったら、心配してるから、探す......と思う
『...』
kn「安心して、帰れ。...それを、シャオロンも、俺も...みんな望んどる。...せやから、泣くなや!」
ポンっと頭に大きな手を乗せられてびっくりする
と、同時にひどく、落ち着いた
rb「アンさん達置いてくでー!」
kn「おー、すぐ行く!」
ゆっくりと、頭の上に乗っていた、手が
私の手をまた掴んでロボロさんの方へとゆったりと走り始めた
私の涙は、もう止まっていて、頬で枯れていた
安心して、帰んなきゃ。
怖がってても、何にもなんない、
どうせ、私が逃げたってシャオちゃんとはいずれ、会わなきゃいけない、
そうだ、そうだよ、
今逃げたって、何にも変わんない。
それなら、逃げないほうがいい。
395人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
喘息ですッ☆(プロフ) - 莉亜さん» コメントありがとうございます!ただいまです!待っててくれてありがとうございます! (2022年9月11日 11時) (レス) @page34 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - コメント失礼します、おかえりなさい!!!!!待ってました!!! (2022年9月10日 2時) (レス) @page34 id: a2a5824b52 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - 年中無休金欠さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです!休んで元気になってから帰ってきますね!ありがとうございます! (2022年7月31日 22時) (レス) @page32 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
年中無休金欠(プロフ) - コメント失礼します。いつもドキドキしながら読ませて貰ってます。素敵な作品を生んでくださってありがとうございます。主様の通達把握致しました。ごゆっくりお休みください。いつまでも待っています。 (2022年7月31日 22時) (レス) @page33 id: 7cda2fa346 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですッ☆(プロフ) - ユキさん» パパ活から始まる恋愛は前代未聞ですもんね笑 応援ありがとうございます! (2022年7月31日 21時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ