【d!】Q,パパ活からお付き合いはおかしなことですか？［２］【syo】

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syo「ん、服」

『ありがとう、』


お風呂から上がってシャオちゃんが渡してくれた服を着てると

何か言いたそうにシャオちゃんがこっちを見てきてた


『どうしたの？』

syo「え、あ、いや...ほんまに、下、ええの？」

『うん...別に、シャオちゃんの服大きいし、ワンピースみたいになるから良いかなって』

syo「Aがええならええけど、」


もう頭は痛くなくなったのか

柔らかい笑みを浮かべてそんな事をいうシャオちゃんに見惚れる

なんでそんなに柔らかい笑みなんだろう

どうして、私の汚い体を見ても嫌がらないんだろう

優しく、してくれるんだろう

どこかお父さんに、似てるシャオちゃん

私をお母さんから守ってくれた後のお父さんに似てる

なんて考えながらもソファに座るシャオちゃんの横に座ると携帯が鳴り出す、


syo「電話？誰から？」

『...お母さんから』


出た方がいいのかな

なんて意味合いを兼ねてシャオちゃんを見つめる

それがわかったのかシャオちゃんは私から携帯を取って

電話に出てスピーカーにしてから机に置いた


『も、もしもし、』

「Aっ、！？どこにいるのっ、！」

『え、？』


電話の向こうから聞こえてきたのは、

何時もの怒鳴り声じゃなくて、嗚咽混じりのお母さんの声で、

多分、泣いてるんだと思う


『どこって...メッセージに書いてたでしょ、？』

「彼氏のところなの、！？わたしより、彼氏が大事なの、！？」


なんでこんなに面倒くさい事を言われなきゃならないんだろう

耳を塞ぎたくなるような高く泣き叫ぶように訴えてくる声に耳を塞ぎたくなる

いい加減にしてほしい、


「わたしにはっ、あなたが、いなきゃっ...」


その言葉が聞こえた瞬間

私の中で何かが壊れた


『いい加減にしてよ！！！都合のいい時だけ頼って！！！泣いたら私が帰ると思ってるの？AAってうるさいの！』

「え、ぁ...そ、んな、あなたは、私の、味方、でしょ、？ねぇ、！ねぇっ！！！！」

『私はお母さんの味方なんかじゃないよ！私のお父さんを殺しておいて何言うの！？この人殺し！！！ほんとっ、お母さん病気なんじゃないっ、！？』


横にシャオちゃんが居るのに大きな声で叫ぶ、

言っちゃ悪いような言葉まで使って、罵る

でも、仕方ないじゃん

シャオちゃんを見ると、私の頭を撫でてくる

そして、そのまま、シャオちゃんは携帯に近づいた


syo「もしもーし」


何を思ったのか、シャオちゃんは携帯に向かってそう言った

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