【d!】Q,パパ活からお付き合いはおかしなことですか？［２］【syo】

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『へぇ、じゃあ、しんぺいさん達は色んなお店知ってるんですね！』


あくまで普通を偽って笑いかける

普通の女の子

普通の出会い方をした恋人

普通の家庭環境で育った礼儀のいい子

そう偽って話す

そうしなきゃ、シャオちゃんが悪く思われそうで、怖いから、


sn「せやで〜、色んなお店回っとる！」

ni「俺は付き添いって感じだな」

『楽しいとこもいっぱいあったんじゃないですか？』

ni「まぁ、そうだな、外国からの特殊な輸入品とか民族楽器とかを見れる店は楽しかった」

『そんなお店あるんですね！私も行ってみたいなぁ〜』


今までパパ活で育ててきた普通を偽る技術がこんな所で役に立つなんて...

思いもしなかったなぁ、


syo「...A、そろそろ行こや」

『あ、うん、！』

sn「えぇ〜、もう行っちゃうん？」

『ごめんね〜、しんぺいさん、シャオちゃんがこう言ってるからさ〜』


ニコニコと嘘の笑みを浮かべてしんぺいさんに告げる

こういう時に、パパ活で育ててきた技術とか、家で育ててきた技術が役に立つ

楽しくないのに楽しいそうにしたり

聞きたくもないのに話を聞いたり

元気よくないのに元気いい感じを出したり

そんな感じの事が学校とか、人前ではとても役に立つ、

...シャオちゃんと2人っきりだったら絶対そんなことしないんだけど


『ほんとは私ももっとお話し聞きたいんですけどね〜』


早めにこの場から去ってしまおうと、

そんな言葉を口走る

すると、急にシャオちゃんに腕を引っ張られて抱きしめられた


syo「今日は俺とデートやろ、？なんで他のに構うん、？」


耳元でシャオちゃんの悲しそうな声が聞こえる

もしかして、私の嘘に気がついてなくて

全部私の本心だと思って会話を聞いてたのかな、？

そうだとしたら、申し訳ないな、

ごめんね、シャオちゃん


ni「ほら、違う店行くぞ」

sn「えぇ〜！もっと話したい〜！ほかの人に話す機会ないんだしー！」

syo「...連絡先くらいなら交換させてやってもええで、！」


私を抱きしめたまんまそんな事をいうシャオちゃん

しんぺいさんは、びっくりした顔でこっちを見て、

すぐに携帯を取り出して近づいてきた


sn「交換してもええ？」

『あ、はい！全然大丈夫ですよ〜！』

sn「兄さんも交換しとき〜」

ni「交換させてもらうな？」

『はい！』


私がニコッと笑いかけとる、

その瞬間シャオちゃんが私を抱きしめる力を強めた気がした

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