【d!】Q,パパ活からお付き合いはおかしなことですか？［２］【syo】

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目の前にはシャオちゃんがいる

多分、私の汚い体が見えてる、

そう思うと、立ってはいられなくて、蹲み込んじゃう

ごめん、なさい、

汚い体で、ごめんなさい、


syo「え、あ、俺、怖がらせてもうた、？」


近くから声が聞こえてくる

シャオちゃん、しゃがんでくれてるんだ、

どうして、そんなに優しいの、


syo「大丈夫やで、体汚いからって嫌いにならへんから、」

『...ほ、んと、？』


顔を上げてみると困ったような微笑を浮かべたシャオちゃんと目があった


syo「体が汚いからって嫌う奴居らへんやろ...な、大丈夫やで、」

『...わかった、』


シャオちゃんに手を差し出されて握らせてもらう

暖かい手は、私を離さないって言ってるみたいで安心できた

ゆっくりと立ち上がると、私の大っ嫌いな私の体が見える

肩や鎖骨らへんに浮かぶのは根性焼きの跡

手の甲や腕に見える切り傷は切りつけられた跡

色んなところに浮かぶ痣は殴られた跡

タオル巻いてるから見えないけど、お腹には大きな痣がある

蹴られた時にできた跡

ところどころしてる火傷は機嫌が悪い時に珈琲とかをマグカップごと投げられた跡

痛々しい、酷く醜い体


『汚い、でしょ、』


もうわかってるよ

自分の体が汚いことなんて

醜いことなんて


syo「...そやなぁ...んでもさ、ぶっちゃけ、体が汚いとか、綺麗とか、そんなん関係ないやん」

『...なんで、？汚いの、嫌でしょ、？』

syo「汚いって思う体を見て、嫌いになる奴がおるんやったら、其奴はただの体目当てやん？でも、俺は、ちゃんとAって言う1人の女の子のぜーんぶが好きやねん」


勿論、寂しがりなとことか、傷ついた体も。

なんて付け足されて、自然と涙が溢れてしまう

今まで、私が誰にも相談せずに隠しに隠してきた、痣達、

その頑張りが認められたような気がして

シャオちゃん、ありがとう、

泣いてる私の口からは嗚咽しか出なくて、伝えれない


syo「大丈夫、傷なんかで嫌いになったりせぇへんから、」


優しく、温かみのある言葉をかけられる

今まで愛だと思って受け取ってきた痣や傷は消えない

それでも、シャオちゃんからもらえる、言葉や愛で、自分の体を

肯定してあげれるかもしれない

たとえ、好きになれなくてもいい

だって、きっと、シャオちゃんが好きで居てくれるから


大好きだよ、シャオちゃん

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