絶対にバレるな！ (ページ47)

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心当たりページ47

晶哉が言ってたことを2人で考える。

   私の本当の姿を知る人物…

    誠也「凛。心当たりあるか？」   

「ない……あ」

   もしかして。   

「正門…」   

誠也「え？正門？」    

そういえば、少し前に正門にキスされた。   

これは誠也に言った方がいいのだろうか。

   …いや、言わないでおこう。  
ただでさえ晶哉とバチバチ状態なのに正門ともそうなったら更に大変だ。    

誠也「正門なん？」   

「あ、いや…ほら！  正門の女装姿可愛いだろうな～って！」

   誠也「絶対可愛くないやろ笑  てかどうするん？メイド」

   そうだ、女装なんてしたらバレてしまう。  
というか、どちらかというと男装してるんですけどね。

   でもサボるわけにもいかないし…   

「誠也。なんとかフォローお願いします」   

誠也「まぁするけど」

   「じゃあ…戻ろっか…」   

ドアに手をかけようとすると、誠也に腕を引っ張られて、触れるだけのキスをされた。

     顔が熱くなっていく私を見て笑う誠也。

   「っ…笑わないでよっ！  てか、学校でそんなことしないで」

   誠也「お前が可愛ええから悪いんやろ」   

そう言われて更に顔が赤くなっていくのを感じた。    
それを誤魔化すように、急いで保健室を出た。     

教室に戻ると、メイド姿の女の子がいてびっくり！  と思ったら、正門だった。   

「す、すごい…」  

誠也「正門…ええやん？笑」   

正門「誠也くん。笑っとるやん」   

なんていうか、うん。なんとも言えない。  

正門は男らしい顔つきだから、女装は向いてないのかも。

     健「あ！凛戻ってきた！」  

リチャ「はいこれ」   

リチャにメイド服とウィッグを渡される。   

唾をゴクリと飲み込む。    

「…着替えてきます」   

そう言って教室を出た。