船 ページ37
弟｢A…？｣
朝起きて、Aの部屋に行くともぬけの殻だった。
前にも似たようなことがあった。
違うのは、机の上に書き残しのメモが…。
『ごめんね、さよなら』
そう、書き殴ってあった。
弟｢うそ、…うそだろ…？｣
急いで階段を降りる気にもなれない。
ゆっくりと、自分を落ち着かせつつ下へと向かう。
メ｢弟者、Aさん起きたか？…って…｣
メロさんと目が合った。
メ｢どうした？そんな顔して…｣
顔に出てたのか、そりゃあそうだ。
不思議と、冷静に自分を分析している自分がいた。
弟｢メロさん、これ、…｣
メモを手渡す。
兄｢何突っ立ってんだよ、二人とも…｣
兄者がけげんそうな顔をしてこっちに来た。
メモを二人で見て、顔を強ばらせる。
乙｢あぁ…行っちゃったのか、Aちゃん｣
おついちさんが顔を出した。
何かを知っているような口振りだ。
弟｢おついちさん…？え、何か知ってんの？｣
口から出た声が、微かに震えていることに気付いた。
目の前がぼやけていくような感じがする。
乙｢うん、多分…ね｣
メ｢どういうことだ？｣
乙｢僕が前、あの組織にいた時…｣
Aを手に入れたら次はどうするか、などの作戦をおついちさんは盗み聞きしていたらしい。
おついちさんらしいなぁ…。
なんでも、後は船で海上極秘の施設に向かうらしい。
兄｢じゃあ、そこに向かえばAを助けられるんだな？｣
乙｢それは分かんないよ｣
メ｢分かんない…？って言うのは…｣
3人で話を進めていく。
なにか意見を言いたいが、何も口から出てこない。
思考回路がぐちゃぐちゃだ。
メモを握りしめ、ただ立ち尽くす。
乙｢今回、Aちゃんは自分の意思でアッチに行ったんだ。
…僕らが迎えに行っても、一緒に来てくれるかどうか…｣
メモに濡れたようなシミが着いているのに気がついた。
これは、…涙？
兄｢でも、行くしかねぇだろ！！｣
兄者の声が頭の中に響いて、消えた。
そうだ、助けなきゃ。
Aは、俺たちにとって大事な、…
弟｢おついちさん、場所教えて。…早く迎えに行かなきゃ｣
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
気が付くと、そこは船の上だった。
｢お目覚めですか、A様｣
あの仮面の男とは違う、黒い仮面の人達が沢山いた。
『ここは…？』
｢船の上でございます。出航はまだですが。｣
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マーチ(プロフ) - タコ草さん» あ、小説見てくれたんだ…！わぁぁああ！ありがとうございますぅうう！うれしい…！頑張ります！お互い頑張りましょ！ε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ (2019年3月4日 22時) (
レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - それと、マーチさんの御三方のマフィアパロ、すっごく好きです…！！頑張ってくださいね♪( ´▽｀) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - ありがとうございます(´∀｀*) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
マーチ(プロフ) - タコ草さん» はい！体調崩さないように気をつけてください( ^_^) (2019年3月4日 22時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - コメントありがとうございます！！うわー嬉しい･:*+.これからの励みになります(*^^*)更新、頑張りますね！ (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タコ草 | 作成日時：2019年1月9日 21時
