あたしにケーキは必要ない. ② (ページ4)

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#【サブチャン】りょうくんがお怒りのようですページ4

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り「けしからん！！」

千「びっ、くりしたぁ」

り「あっごめんごめん(笑)」

虫「りょうくんは何でそんな怒ってんの？」

り「皆わからんの！？」

珍しく、りょうくんの絶叫始まりのサブチャンカメラが回り始める。あ、もちろんカメラマンは虫さんね。でもどうやらその虫さんもりょうくんの怒りの原因はわかってないらしく、半笑いで困惑気味。

『ほんとにわからん』

り「いやお前だよ！A！」

『私？』

て「りょうがAのことお前って呼ぶの珍しいなぁ」

と「それくらい怒ってるってことかや？」

り「そう！俺は怒ってんの！」

友「A何したの」

『何もしてないんだけど…』

し「ほんとに？心当たりない？」

に「あー俺わかったかも」

『何にっち教えて何よ』

に「これでしょ？」

そう言って苦笑いのにっちが指差したのは、私が履いているチェックのスカート。

『…これ？』

り「そうだよ！何だそれは短すぎんか！？」

『はぁ！？』

小「そんな…そんなキレるほどか？(笑)」

り「短い短い！だめですこんなの！」

『は～何がぁ？どこが？』

そう言いながら私がスカートをひらひらさせると、わーだめ！と急いでにっちが手で抑えてきて、過保護なお父さんみたいで面白い。(笑)

『膝ちょっと上やしこんなん短いに入らんやん』

り「入るわ！いやらしすぎる！」

『そういうりょうくんがいやらし…あっ！』

と「もぉお前だるいから今その間違いすんなや(笑)」

虫「Aは今"りょうくん"って呼ぶとアンクレットが一つ増える罰ゲームしてまーす(笑)」

て「今はね、流石に撮影の衣装の都合で迷惑をかけちゃいそうなので外してるんですけど」

小「それを今やるとかいうクソだるいヤツな(笑)」

そう、実はもう既に私の足には7個のアンクレットがついていて、まあ邪魔なわけで(笑)そして今ので8個目がついたので、いよいよ本気でくん付けしないようにしないとやばい。

り「てか今はそれはいいの！スカート！長くして！」

『ええ、それは流石に無理！』

り「やーだー！ダメなのー！」

困ったな…もう撮影も中盤に近いし、今から変えても変だし。
うーんと頭を抱えていると、それはそれは悪い顔をした虫さんがじゃあ、とカメラ越しに意地悪い笑みを浮かべる。すごく、嫌な予感。

虫「撮影はこのまま続けて、終わったらりょうくんはAを好きなだけ独り占めできる」

り「それ良いね」

『良くない解散！！』

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