vendetta 【俺足】

封筒 ページ36

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『アナタに選択のチャンスを与えます。


A.このまま咲原と戦う

B.全てを終わらせる


ただし、

Aの場合、仲間を6人まで入れること

Bの場合、アナタを含め仲間6人の
大事なものを頂く



AかBかを選んだら、
咲原に電話をしてください。


電話しない場合は、
咲原がそちらに向かいます。』








現在、23:35頃



○○公園の池付近。




池の淵に乗っていた封筒。


その中には明朝体の文字が
並んでいた。





Aにしたら、何も奪われなくて済む。



Bにしたら、この怯えながらの
生活が終わる。





けど、7人で、勝ちたい。



あいつに。









北「もしもし」



あ「…」



北「Aだ。
俺が、俺たちがお前に勝つ」



あ「…」



北「？」



あ「りょーかいです。では、」









電話を切って、
ぼーっと立ち尽くしていると、



後ろから背中をツンツンと突かれた。









北「？」



「これを、咲原様より
預かっております」



北「なんですか、これ」



「では、ご健闘を祈ります」









後ろにいたのは真っ白い髭を
生やしたおじいさん。



俺に渡してきたのは、
さっきと同じ封筒。




中には…









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